【東京】201910定例会報告:事業主必見!!顧客の目におっと留まるキャッチコピーの作り方
2019年11月5日
目次

10月定例会は、メディアディレクター 松井脩将氏による「事業主必見!顧客の目に”おっ”と留まるキャッチコピーのつくりかた」講座が開かれました!
今回の目的は、届けたい人に伝わるキャッチコピーを実際にワークをしながら作ってみることです。キャッチコピーってなに?どんな役割があるの?というところからその作り方を学び、ワークやシェアを中心に進められました。
キャッチコピーとは
キャッチコピーとは、商品や作品の広告など、何らかの告知や宣伝に用いられ、うたい文句や煽り文句となる文章である。広告や宣伝においては、キャッチピーで商品の印象が決まると言え、その出来によっては商品自体の売れ行きが大きく左右されることになるため、重要視される。ーWikipediaより
多くの人に知ってほしい内容を、興味や関心がもてるようなワードを使って、読者の注目を惹きつける言葉がキャッチコピーの役目というものですね。
自分にとって魅力的で心が動くようなものほど、どんな内容なんだろう?とその先を知りたくなった経験は誰しもあるかと思います。
どんな風に作っていけば、届けたい人に届くキャッチコピーになっていくのでしょうか。商品やサービスの印象を左右する大切な文章ですから、お客様の心つかむ宣伝隊長としてしっかりと働いてもらえるものを作りたい!と期待は膨らみます。
キャッチコピーの主な4つの役割
キャッチコピーの役割は、主に以下の4つです。
- 認知度アップ
- 端的に良さを伝える
- お客さんを絞り込む
- 商品、サービスをもっと知ってもらう
お客さんを絞り込む、というのが意外な感じがしましたが、良い商品・サービスだから広く多くの方に知ってほしいと思うあまりに範囲を広げすぎると、印象もぼやけてしまって興味を持ってもらいにくくなるそうです。
「どんな人向け?」という、お客さんを絞り込むことで、お悩みを解決するものがここにありますよ!というメリットを、よりダイレクトに伝えることができ、刺さるキャッチコピーとなるのですね。
役割がわかったところで、いよいよキャッチコピーの作る手順に入りました。
キャッチコピーの作り方
1.ターゲットの設定をする
ご自身の商品・サービスを利用してほしいお客さんを明確にする。ターゲットの範囲が広すぎるとお客様に届きづらく、逆に狭すぎるとお客様がいないということになってしまいます。
ご自分がどういった方を対象に、商品・サービスを届けたいと思っているのか?ということを、広い範囲から、徐々に絞っていくと明確になってきます。
Let’s Work!
図を例にしながらワークをしてみましょう。
上の大きな範囲から下にむかって、どんな人に利用してもらいたいのか?という範囲を狭めていくと、だんだんとご自身の対象のお客様が明確になっていきます!
頭の中で考えるより、実際に紙に書き出す方がどんどん言葉が出てきますよ!一緒にワークをやってみましょう!
2.ベネフィットを出す
ベネフィットとは、あなたの商品の強みのこと。お客様があなたの商品やサービスから得られる良い効果という意味もあります。
自分が、どのようなところをお客様にベネフィットを打ち出せばいいのか?を洗い出すために、3つのポイントについて書き出していきます。
- 自分が大切にしていること(強み)・できること。
- お客様が大切にしていること・欲していること。
- 競合がやっていること。(自分はどこでサービスを打ち出せばいいのか?を知るために調べる)
Let’s Work!

♦︎自分が大切にしていること(できること)を書き出す。
♦︎お客様が大切にしていること(欲していること)を書き出す。
♦︎お客様はどんな悩みを持っていると思うかたくさん書き出す。
ちなみにベネフィットを打ち出す時は、円の重なり合っている部分の1番に当てはまるところが有効的だそうです。他の人と同じような打ち出し方だと、認知してもらえないので、違う形で自分の強みを出した方が、キャッチコピーとしては強くなり認知してもらいやすくなります。
お客様が求めるものや悩みの4大要素とは
ご自身のサービスを考える時に、下記の4つの要素の中で役立てるものがあるかかどうかを考えてみると、良いヒントとなるかもしれません。
- 時短に繋がるもの
- 成長を促すもの、自分が成長をしていると確認できるもの
- コンプレックスを解消するもの
- 趣味、エンタメ、余暇を充実させるもの
ここまでのところで、”どういう人を自分のお客さんにしたい”というターゲットが決まりました。
そして、そのお客さんが”どういった悩みをもっているだろうか?”を出しました。自分だったらこういうことが出来て、こういう悩みを解消できるというものや、私はお客さんと接する時にはこういうことを大切にしています、というものも出しました。
キャッチコピーを作るためのベースが整ったので、次は、どういう言葉を使って、どういう形にすると伝わりやすいのか?を学びます。
3.ワード選定をする
キャッチコピーがさらによくなるために、どういう言葉を使うと、より届くのでしょうか?ワード選定においての以下の注意ポイントが大切だそうです。
ユーザー(お客さま)目線の言葉を使う
ご自身の業種や業界では当たり前に通じたり、理解してもらえる専門的なワードであっても、お客様にとっては初めて聞くものや、意味がよくわからなかったりする言葉があったりします。
お客様にとって知らない言葉は、興味を持ちづらく響かないものになります。さらにサービス内容を深く知ろうとしてもらえないので、せっかくのキャッチコピーの意味がなくなってしまいます。
『相手の立場に立ったワードを選定する』ということが大切です。難しい言葉などは、わかりやすく噛み砕きましょう。
強い言葉を使う
・コンプレックスや願望ワードを使ってみる。
例)コンプレッスクワード→デブ、願望ワード→モテたい、など。
・言い切ってしまう(断定表現)
強い意志を感じる言葉を使う。例)アクセス数10倍にします!など。
不安や恐怖をあおる
~~しないと、○○になりますよ!という不安をあおるもの。
例)もったいない!知らずに100万円損しているカード利用術
例)あなたの汗対策は大丈夫?!知らずにスメルハラスメントになっているかも!
人のもつ心理的行動パターンとして、商品を買うと得をするものがあったとして、たとえそれを買わなかったとしても、現状からすれば±0で自分の身に変化はないので、商品を買わないと”損をする”と思うものは、不安やマイナスなことは回避したいので、購入するという行動を取りやすいと言われています。
その他
・擬音語や擬態語を使ってみる
擬音語や擬態語を使うことでイメージが浮かびやすくなる。
例)サクサクおいしい… 、コトコト煮込んだ…
擬音語:実際に音が出ているものを言葉にしたもの。例:ワンワン(犬の声)ドンドン(叩く音)
擬態語:様子を(実際には音が出ていないが)音のように表現したもの。例:キラキラ(光っている様子)、スラスラ(なめらかな様子)
・通常ひらがなや漢字で使用される文字をわざとカタカナにしてみる
普段見慣れているものが、見慣れない形にになっているので目に留まりやすい。印象に残りやすい。(アルファベットや平仮名にするのもよい)
例)目力→目ヂカラ
・弱みと強みを対比構造にしてみる
例)無愛想なオヤジが作る絶品ラーメン。
重宝に使える!キャッチフレーズテンプレート3選
ヒットしている記事のタイトルや、人気講座のタイトルなどを見ていると、こういう構造になっていることが多いそうです。ブログのタイトルなどにも使える手法だったりするので覚えておくと便利に使えそうですね!
テンプレートその1
~できる+数字+名詞
例)インスタグラムの発信で顧客を獲得できる4つの方法をお伝えするサービスです。
テンプレートその2
~が解決する+名詞
~の部分には、お客様の悩みがダイレクトに入るので、前出のワークで出た、ターゲットを決めたお客様のお悩みを入れてみましょう。
例)ウエブで情報発信の悩みが解決するコミュニティーです
テンプレートその3
~してはいけない+数字+名詞
ネガティブなこととかマイナスな状態を回避したいという心理を使ったテンプレート。
知らないことで損をしているのですよ!という気づきを促すものは、誰しも損はしたくないので回避のための行動を取りやすい。
例)googleから嫌われないために絶対してはいけない5つのSEO対策をお伝えする講座
キャッチコピーを作る流れ、まとめ

キャッチコピーを作る手順は下記の1〜5の順で作るとスムーズに作れます。
1.ターゲットを絞る
ターゲットを絞らないと、どういうことに悩んでいるのかがわからない、どういう切り口にしていくのかが決められないので、一番最初にターゲットを決める。
2.ベネフィットを出す
自分は何ができるのか?や、お客様のお悩みを徹底的に出してみる。
3.競合分析をする
同業他社がどういう打ち出し方をしているのか?商品やサービス内容などを調べてみる。
4.ワード選定をする
どういう表現をするか、どういう強い言葉を使うかなど、決めてキャッチコピーを作る。
5.作り終わった後でチェックする
✔️キャッチコピーに使った言葉は、お客様が理解できる言葉かどうか(専門用語や難しい言葉を使っていませんか?)
✔️作り終わってから、もっと強い言葉が使えないか?などのブラッシュアップをしていく。(類語辞典なので同じ意味だけど違う言葉なども調べてみるのもいい)
いかがでしたでしょうか?
キャッチコピーは広告的な利用だけでなく、ブログのタイトルや、講座名としても使えたり、商品をどんなものなのかを端的に表現したり、セールスライティングにも応用して使えたりします。
ポイントは、誰に向けたものか、どんなお得があって、どんな変化が手に入るのか?ということを、お客さんの言葉でわかりやすく、だけどハッキリと明確に表現して伝える、ということですね。
普段からキャッチコピーは、TVや雑誌やネットで目にすることには慣れていても、いざ自分で作ってみるとなると、う〜んと固まってしまいますよね。
シンプルかつとても伝わるキャッチコピーを作れるようになるコツは、たくさん要素を書き出して、いろいろな組み合わせや表現を変えてみたり、たくさん試行錯誤していく経験値かもしれないと実感しました。
自分の心が動いたキャッチコピーがあったら、どの言葉に惹かれたかを分析したり、キャッチコピーのプロが作ったもので形(スタイル)を真似ていくもの上達の近道かもしれませんね。
出会いたいお客様を引き寄せる、パワフルワードがキャッチコピー!
サクサク作れるように、ぜひテンプレートを活用して実践してみてくださいね♪

2019.11月の定例会は、あなた色を決めよう!顧客が舞い込むプロフィール講座です!
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