第30回 #selfmediaフォーフレンズ講義「コロナで来客半減したクレープ店を救うには?」
2020年12月21日
#selfmediaフォーフレンズの講義第30回の今回、妄想マーケティング講義の第8回ということで、#selfmedia代表の福田基広氏(以下、福田氏)から講義がありました。
「考える時間、作ってますか?」
仕事はもちろん家事や人付き合いなど忙しい毎日を送っていると、確保できないのが考える時間です。考える時間が取れないとただ目の前のことをこなすだけで、根本から現状を変えることはできません。
しかし、立ち止まって考えてみると、「本当は子どもと向き合って話したい」「やっぱり夢だった仕事をやりたい」など今まで見えてこなかった自分の心が見えたり、斬新なアイデアが生まれたりします。
妄想マーケティングは、そんな考える時間をとる貴重なものです。
15分だけ、考える時間を作っていきましょう!
もっくんsニュース「SNSに規制がかかる!?」

1つ目は、投げ銭機能がインスタグラムでスタートしたニュースです。
投げ銭とは、視聴者がライブ視聴中に有料の「バッジ」と呼ばれるものを購入して配信者を応援する仕組みです。他のライブ配信を行うSNSにあった機能がインスタグラムに導入され、配信者は視聴者から収益を得ることができます。
福田氏が注目したのは、投げ銭をされる側のルールです。
昔からこの手の投げ銭機能で売り上げが上がるのはエロ系だそうで、リアルタイムでお金を払ってくれたらここまでやりますよ、というものが急増すると言います。それではインスタグラムが偏ってしまうので、ストッパーとして投げ銭に関するルール決めがされていくそうです。
もう一つのニュースも、SNSのルールに関するもので、Twitterの引用リツイート推奨が本格的にスタートしました。
リツイートとはフォロワーさんやお友達がつぶやいた投稿をそのままシェアできる機能で、そのままリツイートするのではなく一言添えてシェアするのが引用リツイートです。リツイートの拡散力は非常に強く、時には世論を作ってしまうこともあります。
今回の引用リツイート推奨は、11月3日のアメリカ大統領選が行われるにあたって、出馬している政治家を攻撃するヘイトツイートがたくさんシェアされ、選挙に影響が出ることを防ぐために実施されました。言葉を一言入れないとリツイートしにくいようにすることで、リツイートするべきかを立ち止まってみてくださいという注意喚起です。
SNSで何やってもいいよ、という時代が終わっているのかもしれません。福田氏によると、そんな時代だからこそおっぴろげをして、誠実に楽しくSNSを活用していくのが良いと言っていました。
「ルールを守って、素敵なSNSにしていきましょう!」
コロナ詐欺が増加中

今回のお題は、「コロナで来客半減したクレープ店を救うには?」でした。
今回助ける相手は、街のクレープ屋さんです。
あなたが夜の街を歩いていると、大きな荷物を持ってこそこそしているクレープ屋さんを発見します。話によると、コロナで売り上げが激減したときに飲食コンサルをしている知り合いに依頼したら連絡が取れなくなったそうです。
お金もアイデアもない、そんなクレープ屋さんを救いましょう!
というわけでルールです。次の5つの特徴を持つクレープ店が、「売上を上げる企画名」と「使用メディア」と「企画内容」を考えてください。
- 来月100万円を稼ぎたい
- クレープの単価は500円
- 目立ったメニューは無い
- SNSはインスタやってる
- フォロワーは1万人、反応率は10%
100万円を売り上げるには1ヶ月で2000人、1日あたり66人を集客する必要があり、唯一の救いであるSNSをどう使うかが肝になります。SNSでどんな投稿をしているかは自由に想像してOKです。
ちなみに、このストーリー、笑い事ではなくて実際に起こっていることです。
ITリテラシーが弱い店舗の方を狙っている詐欺が横行していて、コロナ詐欺という名前で来年にかけてトレンドワードになるのではないかと福田氏は言います。
講義では、ここで15分間のシンキングタイムがありました。コロナ詐欺にあった人をあなたの知恵や情報で助けることができます。これを読んでいるみなさんも少し時間を使って考えてみましょう!
クレープ店を救うあなただけのアイデア

ここでは、優秀作品として#selfmedia フォーフレンズのメンバーと福田氏が選出したIPPONな稼ぐ方法をご紹介します!
ちなみに、ここでIPPONに選出されると独自の段位制度で階級が上がり、さらに非売品グッズが贈呈となります。
メンバー選出IPPON!
・「みんなでカスタマイズ!クレープパーティーを楽しもう!!」
(#クレパでフルーツトッピングプレゼント、3つのセット&講座企画)
・「世界で1つのオリジナルクレープ店」
(トッピングカスタマイズ、一粒500円の苺スカイベリーでSNS映え)
福田氏選出IPPON!(企画名のみ抜粋)
・「コロナ詐欺クラウドファンディング」
・「インスタライブでメニュー考案」
・「コロナ詐欺目指せ100万おっぴろげ」
・「予約確保しての出張クレープ屋さん」
いかがでしょうか。福田氏が売り込んでいいのではないか!と言うくらい素敵なアイデアばかりでワクワクしますね。
あなたらしいアイデアはあなたしか考えられません。さあ、頭を使って考えていきましょう。
お店に求めているのは体験

最後に、福田氏から飲食店をコンサルした経験について話がありました。
飲食店は体験ができる場だと福田氏は言います。
コロナウイルスの影響によって自宅での生活が増え、人々はリアルの体験を求めています。自宅でもできる食事をあえてお店に足を運んでいくのは特別なことだからです。
そんなお客様の「特別なことを体験したい」という感情を汲むと飲食店は盛り上がります。
例えば、クレープ屋さんで言うとそれだけでインスタ映えするようなメニューを作ったり、絵を描いた壁の前のスタンドにクレープを置くとインスタ映えするようなスポットを用意したり。たったそれだけのことで話題性が生まれて集客が爆発するそうです。
美味しいのは当たり前で、美味しいをクリアした上でどれだけ体験を作れるか。それがお店に足を運ぶきっかけになるのです。集客の悩みから解放されるために、SNSを活用した体験を考えていきましょう。
企画力が世界を救う
以上、妄想マーケティング講義の第8回「コロナで来客半減したクレープ店を救うには?」のレポートでした。
確かに広告での集客も効果的ですが、アイデアを使うことでお客様もお店も楽しく集客することができます。誰も嫌な気持ちにならない企画を考える人こそ、今後活躍できる時代がすぐそこに来ています。立ち止まって考える時間を大切にしていきましょう。
▼▼編集部オススメ▼▼
https://selfmedia.club/for_friends/friends_interview/murakamihiroshi/
https://selfmedia.club/for_friends/teacher-interview/sakata-masaomi/
https://selfmedia.club/for_friends/spicealevent-report/reels/