【インタビュー】セールス部部長 三浦 綾子氏 セールスに対する苦手意識をなくしたい
2019年9月3日
目次
「これから起業したい」という方向けの起業支援をしています
ーーー現在どのような活動をされているのですか?
三浦氏:メインの事業は2つの軸に別れています。1つが個人向けのサービス、もう1つが法人向けのサービスです。個人向けのサービスは女性に特化したもので「これから起業したい」、「スモールビジネスを展開したい」という方向けの起業支援がメインの活動です。
ーーー法人向けのサービスは、どのようなことをされているのですか?
三浦氏:法人のお客様だとSNS運用に関するお引き合いが多いです。今だとインスタグラムですね。研修のお仕事、アカウントの設計や運用の代行のお手伝いというところまで業務としてお受けしています。
ーーーインスタグラムのアカウント設計というのはどのようなことでしょうか?
三浦氏:ご相談にくる企業様がこれからSNSをやるという方たちが多いので、誰に向けてどういったコンテンツを配信して、何を目的にやっていくのか?どこをゴールにするのか?みたいなところを一緒に作るお手伝いです。
企業様からご意向を伺いながら、専門家として「それだと多分上手くいかないよ」とか「こういうゴール設定にした方が良いんじゃないか」というようなアドバイスをしたり、「この目的で運営していきましょう!」ということを決めて、ゴールに向かってどういうコンテンツをどのくらいの頻度で配信していくか?というところを運用していくような仕事です。
ーーー発信の肝になる部分を一緒に作り、運営をしていくのですね。
三浦氏:運営をしていくこともあるし、アドバイスだけ定期的に入らせてもらったりとか、その流れで社内研修をやったりとか、クライアントさんによって対応は変わっていきます。
ーーーそうなんですね。ちなみに、7月11日に法人化されたと伺いました。法人化に伴って、メイン事業(個人向け事業、法人向け事業)の軸足はどちらになりますか?
三浦氏:どちらもバランス良くやっていきたいというのが本心です。ただ、法人化したのは企業様と取引をしていくための信用度を上げたいという意図が強かったので、どちらかと言われれば、企業様のお取引強化を目的として会社設立したという感じです。
誰かを新たに雇用したわけではないので、私一人でやっているという点では今までと何ら変わらないんですけどね。
ーーー個人事業主と法人とでは事業をしていく上での見え方が変わってくるのですか?
三浦氏:そうですね。お仕事の内容は一緒だったとしても、会社としてお仕事を受けるのか、個人としてお仕事を受けるのかによって見え方が違うなということは感じています。
ーーーこれから法人に向けてお仕事されたい方にとっても、すごく参考になりますね。
三浦氏:はい。有難いことに個人事業の時から企業様とのお仕事をする機会に恵まれていたので、その時感じてたことも含めて、色々と体験談をお話しできると思います。
独立に向けて動こうと腹をくくった時期に知り合った
ーーー#selimediaへ入会したのは、いつですか?
三浦氏:#selimediaの前身のコミュニティーが立ち上がる前ですね。元々、福田さんが6か月間のコンサルティングサービス(講座)を開催していた時にちょうど通っていたんです。
ちゃんと独立に向けて動こうと腹をくくった時期に福田さんと知り合って、その講座に通わせてもらったというのが最初のきっかけです。その講座で初めて世の中にリリースするサービスを作って、その1年後に、独立することになりました。
こっちの方が楽しそうだなって思ったんです
ーーーそれから福田さんと関わるようになっていったのですね?
三浦氏:私はずっと独立がしたかったんですが「何をしようかな~」と決めきれずに、ずっとグダグダしていたんです。「いい加減、動こう」と腹をくくって、6ヶ月の講座に通って、サービスも形になったけれど、次の問題に直面したんですよね。
それは、「独立できるだけの売り上げをコンスタントに立てられない」ということです。
6ヶ月の講座に通ったおかげで売上もちょこちょこたてられるようにはなってきたけれど、会社員の脳みそでずっと生きていたので、自分で事業していく生き方を脳みそにインストールしきれていない、と感じたんです。
その時に「継続のサポートがあったら、綾子さん入りますか?」って言われて、即答で「入ります」って答えました。それが#selimediaの前身のコミュニティーだったんです。
ーーーSNSやweb関連のサービス経験が全くなかったのに、今、仕事で事業展開できるようになっているのは、福田さんとの出会いがあったからですか。
三浦氏:そうですね。むしろ、この出会いがなければ、今の事業はしていないと思います。
元々は教える立場ではなくて、自分のサービスのための集客にSNSやwebの知識を深めて実践をしていたのがスタートでした。
私は会社員時代、ずっと営業の仕事をして、今でもすごく好きな職業なんです。面白い仕事だし、自分でスケジュール調整がしやすいので、組織の中で働くには女性にすごく合っている仕事だと思っているんですが、営業の仕事を続ける女性ってすごく少ない。皆んな、どこかのタイミングで辞めていくんです。
辞めていく人たちをたくさん見てきて、「少し考え方を変えたら楽しく営業の仕事は続けられるのに」という想いがずっとありました。その想いを形にしたくて、現役の営業女子限定のオンラインサロンを立ち上げたのが最初にSNSとwebに触れたきっかけです。
その時にSNSやブログを使って集客をする方法を福田さんに教わってやり始めて、徐々に教える側に変わっていきました。
どうやって「現役の営業女子」というピンポイントな人たちをwebで集客しているのか?と質問されることが増えて、それに応える形で講座を作って・・・。
その過程の中で、こっち(教える側)の方が楽しそうだなと感じ、今の事業の形になりました。
売り上げが変動するのが怖かった
ーーー会社員から個人での仕事へと変わり、大きな環境の変化があったと思います。そんな中で不安に思った事はありますか?
三浦氏:会社員って黙っていてもお給料入ってくるじゃないですか。もちろん、会社員の楽しさや大変さがあったうえでですけど。
そのシステムの中でずっと生きていたので、自分次第で来月の売上がこれくらい、再来月はこのくらいみたいな波ができるのが、私は1番怖かったです。
ーーーその恐怖はどうやって打ち消したのですか?
三浦氏:専業になって3年ぐらい経ちますけど、働き方やお金の稼ぎ方が違うだけだと気付いたんです。自分で稼ぐ場合の働き方のルールみたいなものがある気がして、それをやっと自分の中でインストールできたように思います。
ーーー自分で稼ぐ場合の働き方のルールというのは?
三浦氏:会社員の場合、どこからお給料がでているかと言ったら会社からですよね。だけど、個人で仕事するようになるとダイレクトにお客様からお金を頂くことになります。なので、「お客様になり得る人達との人脈形成と信頼関係がどれだけ作れているかによって売上の安定度って違うな」というのは凄く感じています。
会社員の時って同僚がお客様になることって基本的にない。だけど、個人で仕事をするようになると最初からお仕事の商談からスタートするお客様もいれば、横で仲良くしている友達からお仕事の依頼を受けることもあります。
だから、全ての人との関わりが、プライベートの時間でもあるし仕事の時間でもある。
それが自分で稼ぐ場合の働き方のルールじゃないかなと。
ーーー波が怖いと思った時の最初の気持ちは、今ではなくなったんですか?
三浦氏:不安は常にあります。「大丈夫、来月!?」、「ギリギリじゃない!?」みたいな。笑
ーーーやはり、波はありますよね。
三浦氏:そうそう。だけど、駄目だったら誰かに「すみません!仕事ください」って素直に相談をして切り抜けられる可能性もあるし、足りなかったら集中して動けば売り上げはコントロールできるから。それが、今の仕事の良さでもあると思うので。
セールスに対する苦手意識のある人を救いたい
ーーー今後チャレンジしたいことはありますか?
三浦氏:セールスに対する苦手意識がある人達を世の中から救いたい。怖い怖い、苦手ですという人達を。「営業の仕事をしていました」「セールスが好きです」っていうだけで、「凄いですね~」っていう感じなんですよ。みんな苦手意識が凄い強い職種みたいで。
でも、みんな普段セールスしてるじゃんって思うんです。自分の良いなって思ったものを知り合いに勧めたりしていますよね。実は普段からやっていることなので、身構えすぎなんじゃないかなっていうのもあります。だから、「セールスができるのが凄い」とか、「私セールス苦手だから学びたくない」っていう人を減らしたい。
だって、セールスしないと売り上げが上がらないじゃないですか。
ーーーセールスに対して身構えすぎなんですね
三浦氏:「売らなきゃ!」の身構えすぎだと思います。後は難しく考えすぎ。
それって本当に相手が自分のサービスを必要としているのか、サービスを提供したい人なのか。と考えた時に、「この人は別にお付き合いしなくてもいいや」とか「私のサービスを必要としていないな」って思ったら、別に売らなくてもいいと思う。
ご縁したい人との接点をどれだけ作るかの方が大事だから、その人の事を知るのが先かな~って思います。
#selfmediaに興味あるかたに一言お願いします。
ーーー#selfmediaに入会を考えている方に伝えたいことは?
三浦氏:入ったらいいんじゃないですか~。笑
期限ないし、入ってみて自分が使いこなせないと思ったらその時考えればいいんじゃないかなって。笑
ーーーひとまず体験してみてくださいってことですね。
三浦氏:正直、合う合わないもあるじゃないですか。価値観の違いなんで、自分に合うかどうかを体験するのが1番大事かなと思いますし、なにより自分で主催するコミュニティを持っている方には絶対に必要だと思います。
私もオンラインサロンを自分でやっているんですけど、主催者の色でみんな集まってくるので、似ている人達が集まってくるんですよね。
主催するコミュニティと参加するコミュニティは全然違います。だから、主催だけしていたら成長が止まるというか、下手したら自分が王様みたいな立ち位置になってしまうんです。事業を安定・成長させていくためには自分が主催するだけでは駄目ですね。
学びから、自分のサービスやコミュニティに還元していけると思うので、学ぶ場所・教わる場所・意見をもらえる場所の存在は絶対に持っておいたほうが良いと思います。
#selfmediaは、事業の規模や業種がとにかく様々な方達が参加しているので、それが何よりの刺激になっています。
三浦綾子プロフィール
株式会社女子トク 代表取締役
働く女性の「自立」「信頼」「幸せ」の拡張に貢献することを理念に掲げ
・SNSマーケティング事業
・メディア運営事業
・女性起業支援
・教育・研修事業(SNS/セールス/女性の働き方)
を軸に活動中
A-styleホームページ
https://ayakomiura01.com
Instagram
https://www.instagram.com/ayako_miura_official