オウンドメディアとは?意味と目的を簡単に解説!
2020年4月11日
目次
オウンドメディアとは、企業や組織が自ら所有・運営しているメディアのことです。何となく言葉の意味は分かっていても、「うちの会社でも導入できるのか」「どう活用していくのがいいのか」など具体的なところが分からない方が多いと思います。
そんな人のためにこの記事では、オウンドメディアの意味、目的、メリット・デメリット、小さい会社や個人事業主のオウンドメディア活用方法について解説していきます。
オウンドメディアとは?意味と定義
オウンドメディアとは、「owned media=所有メディア」から、企業や組織が自ら所有し、ユーザーや消費者に向けて情報を発信しているメディアのことを指します。
コーポレートサイトだけでなくブログ、Facebook、Twitterなどの場合でも、自社で所有・運営していればオウンドメディアと呼びます。
これらの例からも分かるように、オウンドメディアは「媒体」としての意味で使われることが多いです。しかし、Webマーケティングにおいてはメディアの活用「手法」としての意味もあります。
具体的には、自社で所有しているメディアにコンテンツを掲載し、コンテンツを通してユーザーや消費者との関係性を構築する手法です。自社で運営するため、少ないコストで情報発信やマーケティングができるメリットがあります。
オウンドメディア・アーンドメディア・ペイドメディアの違い
先ほどのメディア活用手法として、オウンドメディアの他にアーンドメディア、ペイドメディアが挙げられます。Webマーケティングにおいて、この3つを組み合わせてユーザーや消費者へアプローチしていくのが主流です。
また、これらを総称して「トリプルメディア」と呼ばれており、それぞれ以下の様な特徴があります。
トリプルメディア | 特徴 |
---|---|
オウンドメディア | 自社でメディアを所有し、掲載したコンテンツを通してユーザーや消費者との関係性を構築する手法。
(媒体例:コーポレートサイト、ブログ、Facebook、Twitterなど) |
アーンドメディア | ユーザーや消費者にコンテンツを拡散してもらうことで、信頼や評判を獲得しようとする手法。
(媒体例:ブログ、Facebook、Twitter) |
ペイドメディア | お金を支払って広告を掲載する手法。
(媒体例:広告メディア全般) |
オウンドメディアの目的
オウンドメディア活用の目的は以下の2つです。
1)見込顧客以外の潜在顧客にアプローチする
従来のマーケティングでは広告費用を払い、見込みのある顧客に対してアプローチするのが主流でした。しかし、消費者の価値観が多様化したことで、この手法では費用対効果が悪く限界が出てくるように…
そこで、見込み顧客以外の潜在顧客(自社のサービスを知らないが、消費者になる可能性がある人)に対してコンテンツを通してアプローチをすることで、自社の魅力を知ってもらい新規顧客獲得につなげていこうという考えです。
2)顧客に自社のファンになってもらう
自社に関する情報を発信し続けることにも意味があります。つまり、オウンドメディアに訪れた人が「〇〇に関することはここを見れば分かる!」と感じ別の機会に再訪問→顧客になる→ファンになるという流れが見込めるのです。
さらに、一度ファンになってもらえば、リピーターにもなり得るので固定客として継続的な収益が見込めることになります。
オウンドメディア導入のメリット・デメリット
オウンドメディア導入のメリット・デメリットをまとめると以下の様になります。ざっくり解説すると、低コストで幅広い人に対してアプローチできるメリットがあるが、ある程度の専門知識が必要で時間と労力がかかるというデメリットがあります。
メリット | 低コストで運用できる |
---|---|
情報を発信し続けることで、自社のブランディングが強固なものに | |
顧客とのつながりが強く、自社サービスのリピーターとしてファンになってもらえる可能性がある | |
コンテンツはストック(蓄積)性があるので資産になる | |
全国の人を顧客対象にできる | |
デメリット | 結果が出るのに時間が掛かる |
ある程度の専門知識と労力が必要 |
小さい会社や個人事業主のオウンドメディア活用は難しいのか?
先ほどのデメリットを聞くと、「小さい会社や個人事業主がオウンドメディアを運営していくのは難しいのでは?」と疑問に思う人も多いと思います。
確かに、Googleの検索エンジンを利用したオウンドメディア活用(コーポレートサイト、ブログ)は素人が一から始めるには難しいと思います。Googleアルゴリズムの変化への対応、SEOを意識したコンテンツ制作など専門的な知識が必要となり、外部に委託やコンサルティングをやってもらうにも相当な費用が必要になるからです。
ただ、SNS(Facebook、Twitter、Instagram)であれば、普段使うような感覚でビジネスへの応用も可能です。SNSはストック(蓄積)性での評価が弱く、新しい投稿でしかユーザーへアプローチできませんが、ユーザーとのコミュニケーションがとりやすいので、自社のファンになってもらう点では大いに活用できます。
自社のリソースが少なくて困っている方は、SNS運用から始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまでいかがでしたか?
オウンドメディアは、低コストで幅広い人にアプローチできる手法として広まっています。しかし、なかなか結果が出ない…専門的な知識が無いのでうまく活用できない…と途中で断念してしまう企業・個人事業主が多いのが現状です。
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