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うなぎを食べるだけじゃない!? 心身ともに不調になりやすい「土用」の期間を健やかに過ごすコツとは?

2020年4月2日

あなたは「土用」(どよう)と聞いて、何を思い浮かべますか?

おそらく多くの人が「うなぎ」「夏」といったことを思い浮かべるでしょう。

 

しかし、実は「土用」は夏だけでなく年に4回もあって、心身ともにバランスが崩れ、不調になりやすい期間と言われているのです。

 

今回は、そんな「土用」とどのように付き合っていくと、あなたの運が健やかに、そして明るく開けていくかについてについてお話ししましょう。

 

そもそも「土用」とは?

空と大地の写真

日本には、太陽神(お天道様)、風神や雷神、水神など、自然界や自然現象を司る神々がたくさんいると言われています。

 

そして、土を司る神様もいると言われていて、「土公神」(どこうしん/どくしん)と呼ばれています。

「土用」とは「土を用いる」と表記しますが、土用の期間はこの土公神が土を用いるため、“人間は土を触ってはならない、触れると障りがある”と言い伝えられているのです。

 

そして、土用は毎年1月・4月・7月・10月と年に4回、それぞれ約19日間がその期間となるのですが、この期間というのはちょうど季節の変わり目にあたっているので、体調を崩しやすかったり、精神的に不安定になりやすいのです。

ちなみに、2020~2021年の土用は下記のとおりです。

  • 冬:2020年1月18日~2月3日
  • 春:2020年4月16日~5月4日
  • 夏:2020年7月19日~8月6日
  • 秋:2020年10月20日~11月6日
  • 冬:2021年1月17日~2月2日

 

気学(九星気学風水)では、太陰太陽暦を用いていますが、その年の始まり(立春)がいつになるかによって、土用の期間は多少前後します。

詳しく知りたい人は、国立天文台が公開している暦象年表(国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、太陽・月・惑星の視位置、朔弦望、各地の日の出入り、日食および月食、惑星現象などのさまざまな情報を掲載した冊子)を参考にしてみてください。

 

土用の期間に避けたい5つのこととは?

神飾り

土用期間中は、土のもつ凶の影響を受けやすくなるので、次の5つのことに注意しながら過ごすと、心も体も健やかに日々を過ごすことができ、その結果、あなたの運も健やかに、そして明るく開いていくことができるでしょう。

 

(1)土を触らない

先述のように、土用の期間は土の神様が土を用いるため、人間は土を休める期間です。そのため、ガーデニングや草むしり、砂遊び、家の基礎工事などは避けることが賢明です。

 

また、畳やカーペット、フローリングの張り替えをしたり、靴やスリッパを新調するといった、”足が着くところ”についても、土用が明けてから行うことが望ましいでしょう。

もし、お花屋さんや造園業、建築関係など、職業柄どうしても土を触らなければならない人は、触ったらすぐに手を洗うように!

 

土の中には、病気を引き起こすような菌が数多く存在するので、土を触った手で顔や体を触ったり、食べ物を持って食べるなどはしないように心がけましょう。

 

(2)不要不急の旅行や出張は避ける

先述のように、土用の期間はちょうど季節の変わり目にあたっているので、体調を崩しやすかったり、精神的に不安定になりやすいので、この期間でなくても良い旅行や出張は避けるようにしましょう。

 

もし、どうしても避けられない出張や、この期間にしか行けない旅行などがある場合は、必ず胃腸薬や持病の薬を持参すること。

なお、下記の方位への移動は凶の影響を受けやすいので、避けるようにしましょう。

  • 1月は「丑」の方位(北寄りの東北)
  • 4月は「辰」の方位(東寄りの南東)
  • 7月は「未」の方位(南寄りの南西)
  • 10月は「戌」の方位(西寄りの北西)

 

(3)無理をしない

うなぎの蒲焼き

土用の期間は、体がだるくなったり、眠くなったり、イライラしたり、不安になったり、気持ちが滅入ったりと、ほかの時期と比べると精神的にバランスを崩して、不調を抱え込みやすい時期です。

そのため、心に負荷をかけないように、予定を詰め込みすぎて忙しくしすぎたり、ストレスを溜め込むようなことを避けるなど、心身ともに無理をしないで、ゆとりを持った行動をとることを心がけてみましょう。

 

決して自分の気力、体力を過信せず、休むときにはしっかり休むことが大切です。

 

ちなみに、土用の期間には胃腸に良いものを食べると良いという言い伝えがあり、とくに夏の土用の時期は「う」の付く食材を食べると夏バテしにくいと言われています。土用にうなぎを食べる理由は諸説ありますが、こうした言い伝えも影響しているでしょう。

 

(4)デドックスが効果的

桜と女性

ほかの時期と比べて、発熱したり発疹が出たりということが起こりやすい期間ですが、生死に関わるような重篤な場合、緊急を除いて、無理に解熱剤を使ったりせず、熱は出し切ったほうが良いと言われています。

かかりつけのお医者様と相談しながら、出し切るべきものは出し切り、デトックスしてみてはいかがでしょうか。同様に、スポーツやサウナなどで汗を流したりして、体の中の良くないものを出すこともオススメです。

 

さらに、ストレスを溜めないことも大切なので、映画を観たり、カラオケに行ったり、花や植物を愛でたり、美味しいものを食べたり、お風呂にゆっくり入るなど、あなたにあった方法で、ストレスを発散することも進んでしてみましょう。

 

(5)新しいことは土用明けに

心身ともにバランスを崩しがちな時期であることから、土用の期間は通常より判断力が弱くなるとも言われています。

そのために、何かを新たにスタートしたり、契約を結んだりといった慎重な判断が必要となることは、土用の期間を避けましょう。

 

私たちのご先祖様たちは、土用の期間がいかに大切か、決して甘く見てはならない期間かを知り、その経験を暦を通じて今日の私たちに教え継いできてくれました。

そのありがたい知恵を、ぜひ私たち現代の人間も自分はもちろんのこと、家族や大切な人のために日々の生活に取り入れて、心も体も健やかに整えて、仕事でもプライベートでも良い運やご縁を引き寄せていきましょう!

 

 

次回は、気学で用いる5つの凶作用のある方位「五大凶方」についてお話ししましょう。

「凶方」や「凶方位」といった言葉は、これまでこちらのコラムで何度か出てきたのを覚えている人も多いかもしれませんが、5つそれぞれの凶方がどんな意味があって、もし凶方に直面しなくてはならないときに、どのような心構えで臨めば良いのかをお伝えしましょう。

これを知っておくと、小さなイライラも、大きな怒りもかなり減らすことができて、周りからの信頼も高まりますよ!次回も、どうぞお楽しみに。

 

 

気学がもたらす可能性!西河さんの連載はこちらからどうぞ!

https://selfmedia.club/column/kigaku/column-nishikawa05/

https://selfmedia.club/column/kigaku/column-nisikawa02/

https://selfmedia.club/column/kigaku/column-nishikawa07/

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Profile

西河由貴

西河由貴

開運と良縁つなぎの専門家。 人間関係がネックになって、仕事も人生もうまくいかない経営者へ、15年以上の経営者・役員の秘書経験で見いだした法則と九星気学風水(=気学)を用いて、大切なエネルギー(気)を無駄遣いすることなく、そして、今の生活を大きく変えるような無理をすることなく自然に、経営者を開運体質に整えてご縁を引き寄せ、夢や目標、理想を叶えるサポートを行っています。あなただけの気のバイオリズムを活用して、やりたいことを “ベストタイミングで”できるようになるセッションを開催中です! まずは体験セッションから、お気軽にお問合せください。