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特別カメラ講座その7:嫌味にならない自撮りの方法と、自分で出来る表情の作り方

2017年9月13日

自撮りで参考になるのはローラのインスタグラム

福田先生も仰っていますが、日本一自撮りが上手いのはローラのインスタグラムだと思います。その理由は、風景の邪魔になっていないからです。

ローラの自撮りは、ローラが主人公なのにローラが居なくても成立する素敵な風景の中に存在する感じです。これは皆さんの写真でも心掛けた方が良い考え方ではないでしょうか?
ローラやタレントさんでしたら、人物その物が興味の対象になります。ですが、一般の方はそれ程、他人から興味を持って頂けるとは考えにくい。そうなると自撮りをする時も、自分が主張し過ぎない撮影の方法を考えなければいけません。

自撮りをする理由を考えてみましょう!

先ず考えることは『なぜ自撮りをするのか?』という事です。
素敵な風景に出会ったとか、誰かと写真を撮りたいとか、何らかの理由があって自撮り写真を撮るのだと思います。


その時の主人公は自分で良いのでしょうか?それとも映り込む風景や別の人物なのでしょうか?そもそも論に立帰りますが、そこを意識して、自分があまり主張しない構図を心掛けましょう。

集客に結び付けるインスタグラムは、本橋へいすけさんをお手本にしてみては?

あとは、セルフメディアのメンバーである、本橋へいすけさんの自撮りのセンスは抜群だと思います。
本橋さんのインスタグラムのタイムラインは秀逸。
縦軸のテーマがあって、フィルターワークも統一されていますし、集客に結びつけるインスタグラムのお手本ではないかと思います。

皆さんもお手本にしてみてはいかがでしょうか?

自分を中心から外すことで他のものを主人公にする事が出来る

僕は自撮りをする時にこの様な「三分割構図」で撮影する事が多いと、構図編で述べました。
この構図だと自分が主役と言うよりも、背景を写したいと言う事が判りやすく表現できているのでは無いかと思います。自撮りは今後、ビジネスで情報発信をするならば、絶対に必要なスキルなため、この期に覚えておいて下さい。

笑顔を作るのは難しくありませんが、ビッグスマイルを作るのはプロのスキルです

表情の作り方ですが、これは僕の肩書きでもある『NLPカメラマン』として、プロフィール写真を撮影する時に行なっています。具体的には、実践心理学を応用した表情の作り方です。
タイムラインと言うスキルを使って、その表情に相応しい過去の体験になりきって貰い、その時の感情を追体験するやり方です。

僕はワークショップ形式や、1対1での撮影をやる時に実践心理学のワークをやってから撮影することが多いのですが、これは実践心理学の理論を使い、ありありとその時に入る事でその時の表情になれるからです。
モデルさんが作る『ビッグスマイル』(満面の笑み)は、プロのスキルだと言っても過言ではありません。一般の方にそれを望むのは無理なお話なのです。

それでもカメラマンが笑わせることは出来ます。
一番簡単なのはカメラマンがミスをしてみる事。まー、転んでみるとか、何か面白い事を言ってみるとか。
でも、それでは対応できない場合があります。それは、笑顔が通用しない表情なのです。
泣き顔や怖がっている、もしくはムッとしている表情だったら、モデルを怒らせることや、助手を怒鳴りつけるとかも有効な手段です。これは実際にやっています。

モデルさんの表情をコントロールするのは、感情をコントロールすることが大切です

ですが、メンバーさんの中にはセミナー講師の方も多いです。それから政治家も笑顔やムッとした表情ではありません。
政治家やセミナー講師のお客様はどのような表情を求めているでしょうか?モデルの様なビッグスマイルではないでしょう?それとも怯えた表情でしょうか?違いますよね?必要な表情は穏やかで、自信に満ち溢れている中にある微笑みのような笑顔です。
これはカメラマンが転んでも出来ませんし、助手を怒鳴り散らしてもできません。やらなければいけない事は、その表情に相応しい、その方の人生の断片に入り込む事なのです。
自分でその表情になる事は、慣れてしまえばそれほど難しくはありません。その表情に一瞬でなれるスイッチを作ってしまえば良いのです。

ですが、このスイッチの簡単に作れるとは言い切れません。僕は実践心理学の資格を二つの団体で取得しているので出来ますが、本気でやろうと思ったら結構高いスキルを要求されます。

ご要望と、機会がありましたらこのスキルもシェアしていこうと思います。
次回でいよいよ短期集中連載は終了、内容は「写真の使い方」です。
どんなに素晴らしい写真でも使い方が解らなければ、ただの思い出になってしまいます。思い出も大切ですが、それをどうやって有効活用するかについて述べさせていただきます。

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2016年10月1日に立ち上がった、「楽しく正しくメディアの作り方がわかる」をコンセプトに掲げたWEBマガジンであり、コミュニティ。 読み名は「はっしゅたぐ せるふめでぃあ」。