これさえわかれば人付き合いがスムーズに!人間関係のストレスが減る2つの気の関係性と活用方法とは?
2020年3月2日
目次
毎年3月から4月ごろ、ビジネスシーンでは、次の年度に向けて組織改革や人事異動などが行われる時期ですね。
また、日々の生活の面では、PTAをはじめとするお子さんの学校関連の役割分担や、お住まいの地域の当番などが変わったりなど、ビジネスにおいても暮らしにおいても、新たな人間関係を築く機会が多くなる時期ですね。
人間の悩みのほとんどは「人間関係」だと言われていますが、あなたも人間関係でのお悩み、ありますか?
今回のコラムでは、人付き合いに対する苦手意識が減って、相手との関係づくりがスムーズにいくための方法をお伝えします。
そのために、知っておきたい2つの気の関係性があります。
- お互いを理解しやすい「相性」の関係性
- お互いを理解しあうのに時間がかかる「相剋」の関係性
なぜ、あうんの呼吸で通じ合える人と、そうでない人がいるのか?
なんとなくコミュニケーションがうまく行かない人とは、どう付き合ったら良いのか?
2つの関係性を知り、うまく活用する事で、そうした疑問をスッキリ解消していただけるでしょう。
お互いを理解しやすい「五行」と「相性」の関係性
以前、こちらのコラムでもお話ししたように、私たちが生きるこの世界はすべて、
- 「陰」と「陽」
- 「五行」(ごぎょう/木・火・土・金・水)
でできています。
「五行」とは「五気」、5種類の気(木・火・土・金・水)という意味が語源になっていると言われています。
この「五行」の関係性が、私たち人間同士の関係性にも大いに影響しているのです。
「相性」を詳しく知ることで、自然とうまくいく人間関係
下の図は、「相性(そうしょう)の図」と呼ばれるもので、別名「相星(あいぼし)の図」と言われ、それぞれが矢印の順にお互いを生み出していく関係性にあります。

緑色の囲みの中の文章を見ていただくと、「あー!なるほど!」と思うはずです。
なぜかわからないけれど、「この人とはいつも、あまり説明しなくても、あうんの呼吸で通じ合えるな」という存在が、この「相性」にあたる関係なのです。
そして、自分の生まれ星(九星)を中心にして見て、右隣(自分より一つ手前)の九星が自分にとっては「親のように自分を生み出し、育ててくれる存在。」
左隣(自分より一つ先)の九星が自分にとっては「自分の子どものように、面倒を見たり育ててあげる存在」となるのです。
例えば、自分の生まれ星(九星)が「一白水星」(いっぱくすいせい)の人の場合、「親のように、自分を生み出し、育ててくれる存在」は、六白金星(ろっぱくきんせい)や七赤金星(しちせききんせい)を生まれ星に持つ人。
「自分の子どものように、面倒を見たり育ててあげる存在」は、三碧木星(さんぺきもくせい)や四緑木星(しろくもくせい)を生まれ星に持つ人です。
私の九星は一白水星ですが、たしかに、私の周りに居てサポートや応援をしてくれたり、いろいろなチャンスをくださるのは六白金星や七赤金星の人ですし、なんだか手がかかるなと思いつつも、お世話したくなるのは三碧木星や四緑木星の人たちなのです。
相性の関係にある人と一緒にいると、比較的ストレスは少ないと言われていますが、あなたの周りではいかがでしょうか?
お互いを理解しあうのに時間がかかる「相剋」の関係性
一緒にいるとなんとなく居心地が良かったり、いつでも”あうんの呼吸”で通じ合える関係性を「相性の関係」。
それに対して、相手の言っていることがすぐに理解できず、お互いを理解しあうのに時間がかかる関係性が「相剋(そうこく)の関係」と呼ばれます。
下の図のは、「相剋の図」と呼ばれるものです。
相剋の関係では、緑色の囲みの中の文章にあるように、矢印の先の相手を抑制する関係にあって、コミュニケーションがうまく取りにくい傾向にあります。

例えば、一白水星の私にとって、コミュニケーションが一筋縄ではいかず、お互いを理解しあうのに時間がかかる関係なのは、火星の人(九紫火星)や土星の人(二黒土星・五黄土星・八白土星)なのです。
苦手意識をフラットにできる意外なコツとは?
では、どのようにしたら、自分にとって「相剋の関係」にある人とコミュニケーションがスムーズにいくのでしょうか?
それは、相手に対して先入観を持たずフラットな気持ちで、まずは相手が何を伝えようとしているのか、どんなことを考えているのかを丁寧に聞くようにすることが重要です。
人間関係は、近しい存在であればあるほど「相手にわかってもらって当然」「どうしていちいち説明しないとわからないの!?」などと思ったり、相手に期待してしまいがちかもしれません。
でも、相手が「相剋の関係」にある人と接する場合は、最初から相剋の関係の人とは、理解しあうのに時間がかかるもの。
良い意味で相手に期待しすぎず、焦らず、ゆっくり相手と接すれば、「なんだ! よく聞いてみたら、本当はこういうことが言いたかったのね!」と、イライラすることも減り、人付き合いに対する苦手意識が減っていくという良い効果があるのです。
とはいっても、「相剋の関係にある人とコミュニケーションを取るのは、正直、疲れる…」という人もいるでしょう(私も、気学を活用していないときは、そう感じていました!)。
実は、そんな人にオススメしたい、“相剋の相手とよりうまく付き合えるコツ”があるのです!
相剋の相手とよりうまく付き合えるコツは“間の九星”を媒介させること!
そのコツとは、「相剋の関係の人との間にある九星の人や、九星の象意(しょうい/キーワードの意味)を媒介させること」です。
これは、「相性(そうしょう)の図」を見るとわかりやすいです。もう一度「相性の図」を見ながらイメージしていきましょう。
例えば、自分の九星が一白水星の人にとっては、火星の人(九紫火星)とは相剋の関係ですが、もし「火星の人とよりスムーズな人間関係を築きたい」「よりストレスの無い人付き合いをしたい」という場合は、一白水星と九紫火星の間にいる木星の人(三碧木星と四緑木星)に仲介してもらったり、三碧木星と四緑木星の象意を活用すれば良いのです。
具体的には、もし一白水星の人が九紫火星の人に何か伝えたいことがある場合、間に三碧木星や四緑木星の人に入ってもらい、「九紫火星さんに、これを伝えてもらえますか?」とお願いするのです。
すると、一白水星の人が九紫火星の人に直接伝えるよりも、スムーズに話が伝わりやすいのです。
また、もし間に三碧木星や四緑木星の人に入ってもらうのが難しい場合は、三碧木星や四緑木星の象意を活用してみましょう。
例えば、三碧木星の象意には「森林」があるので、一白水星の人が九紫火星と会うときには、緑が多い場所で会うようにしてみるーーーといった具合です。
人間関係で困ったら、自分と相手の「居場所」と「距離感」を知ろう

よく気学を使って「人との相性(あいしょう)を鑑定してください」という方がいらっしゃるのですが、気学では相性は鑑定しません。
なぜなら、相剋の関係のように一見「コミュニケーションを取るのが難しそうな相手かもしれない」というふうに見えるとしても、先述のように、間に人に入ってもらったり、象意を活用してみることで、その難しさを緩和することができるようになるからです。
人間関係で困ったら、相性と相剋の図を思い出していただいて、図の中で自分と相手の「居場所」と「距離感」を見て、「あっ、両隣にいないから、理解しあうのに時間がかかるんだな」と受け止めてみましょう。
「相性が合わない人=付き合わない」という、好き嫌いや選り好みばかりで人付き合いをしていると、残念ながら人間として成長することや、徳を積むことはなかなかできません。
もちろん、本当に辛いときには、そこから逃げる、立ち去ることも選択肢の一つとして大切ですが、どんな人とも分け隔てなく穏やかにお付き合いできる人間になれるのが理想ですよね。
そのためにも、ぜひ日々の生活やビジネスの場に、気学の知恵を活用いただけたらいいな、と考えています。
次回のコラムでは、1年に4回やってくる、心身ともに不調になりやすい期間「土用」(どよう)についてお話ししましょう。
直近でやってくる「春の土用」は、今年は4月16(木)~5/4(月・祝)まで。この期間、どんなことに気をつけて過ごすと、ビジネスも暮らしも健やかに進めていくことができるか、その方法をお伝えします。
次回も、どうぞお楽しみに!
気学がもたらす可能性!西河さんの連載はこちらからどうぞ!
https://selfmedia.club/column/kigaku/column-nishikawa04/
https://selfmedia.club/column/kigaku/column-nishikawa05/
https://selfmedia.club/column/kigaku/column-nishikawa06/
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