アートな歯医者のちょっと為になる話

虫歯のあなたは必ず当てはまる!生活習慣の改善で劇的に虫歯は減らせる!

皆さんは、普段から健康のために運動をされていますか?

私は、子供のソフトボールの練習に付き合ったり、歩いて移動する時間を作ったりしていますが、十分に運動出来ているとは言えない状態です。そんな中、先日行ったフットケアセミナーでとてもいい言葉を頂きました。

「動く時間を作るのではなくて、動かない時間を減らす」

確かにそうだなと。継続させるためには、心理的な負担を軽くすることも重要ですよね。お口の手入れも同じように考えて頂けるといいかもしれません。

 

今回は前回の虫歯予防の続きで、生活習慣についてお話したいと思います。

『あなたのその生活習慣、虫歯菌の手助けしていませんか?少し見直してみましょう!』

 

虫歯が出来るまで

虫歯が出来る4つの要因

虫歯が出来る4つの要因図解

虫歯が出来るためにはいくつかの因子が必要となります。

  1. 歯(虫歯菌の繁殖する場所)
  2. 虫歯菌(ミュータンス菌など)
  3. 糖(虫歯のエサ)
  4. 時間(虫歯を作るための時間)

この4つの要因が重なることで虫歯が出来ます。裏を返せば、この4つの要因のうちどれか1つでも無くなると虫歯は出来ないということになります。

そう!そうなんです!発想を変えると、意外と虫歯の予防はシンプルなのです。

 

それでは、具体的にこれらの要因が、どのような過程で虫歯の発生に関わっているのか、見ていきましょう。

虫歯ができる課程図解

歯があって、虫歯菌がいて、糖をエサに繁殖をして、酸を産生して、歯を溶かすというプロセスがなければ虫歯は出来ません。

これらの要因をコントロールすることで虫歯を防ぎ、進行を止めることが出来るのです。

『虫歯になりやすい体質なんです。』

なんて言葉を耳にすることがあります。確かに生まれもって歯の表面性状が悪かったり、歯の硬さが不十分な方はいらっしゃいます。しかし、歯が脆いだけで虫歯になることは絶対にありません。

諦めてはいけません!虫歯を防ぐことは可能です!

 

虫歯のエサ「糖」

食事と脱灰・再石灰化図解

生き物は、全てエサがないと生きていけません。虫歯菌を含めた細菌たちも、人もそれは同じです。しかし、この当たり前の事実が虫歯を作らないための大きなポイントなのです。

上の図は、虫歯になりやすい人となりにくい人の食生活を比較したものです。さて、AとBのどちらの食生活が虫歯になりやすいのでしょうか?

答えは「B」の食生活の人!

朝昼夜の食事以外に、間食ジュース、清涼飲料水、甘いコーヒーなどをよく飲む人は虫歯になりやすいです。当たり前ですよね?虫歯菌のエサが多いのですから!

 

少し図の解説をしたいと思います。

皆さん理科の授業で、pH(ペーハー)という言葉を耳にしたことがあると思います。液体が酸性かアルカリ性か、はたまた中性かを決めている水素イオン濃度を表す値です。

 

人間の歯は、pH5.5以下の酸性条件下では溶けてしまいます。これを「脱灰」と呼びます。(→ピンクの状態)

逆に、pH5.5以上であれば唾液中のカルシウムを吸収して歯を修復します。これを「再石灰化」と言います。(→青色の状態)

 

つまり、青色の状態が長く続けば「再石灰化」が起こり歯は修復され、ピンク色の時間が長いと「脱灰」が起こり歯が修復できない程溶けてしまうのです。

 

「脱灰」と「再石灰化」の天秤

人間の歯は、口の中の環境により「脱灰」「再石灰化」を繰り返しています。

ポイントは、口の中で「脱灰」している時間「再石灰化」している時間とを天秤に掛けた時に、どちらの時間が長いかというところなのです!

 

つまり、虫歯予防とは…

  • 「脱灰」している時間をいかに短くするか!
  • 「再石灰化」している時間をいかに長くするか!

なんです!!

 

このことを意識するだけで、日々の清掃・食生活・生活習慣が変わるはずです。
具体的にどのような点に注意するのか解説していきたいと思います。

 

誰でも簡単!今日からできる虫歯予防の3つのポイント!!

食事のあとは出来るだけ早く歯を磨く!

食後の歯磨きで脱灰の時間を短縮

歯が「脱灰」する時間を短くするためには、歯の表面から「脱灰」するために必要な要因を全て取り除いてしまうのが一番効果的です。

つまり、食事をして虫歯菌達が糖をエサに酸を産生する前に歯磨きをしましょう!

当たり前のことを、もっともらしく言っているだけの様に聞こえますが、なかなか出来ないのが現状です。

具体的には食後30分以内が理想的です。

そのことを実践するだけで上の図で示すように、歯は「脱灰」から「再石灰化」に転じます!ただ、「再石灰化」はあくまで修復で、際限なく歯が大きくなったりしませんのでご安心ください。

 

ダラダラ食べたり、飲んだりしない!

だらだら食べが招く脱灰時間の延長

一日中飲んだり食べたりしていると、口の中は常にpH5.5以下の酸性の状態で、歯は「脱灰」してしまいます。

食事を家族・友人と楽しむことは悪いことではありません。私もお酒が好きですし、気の合う仲間と楽しく食事しながら長い時間語らうこともあります。それでも日常の中で朝・昼・夜の食事をメインに気を付けていれば問題ありません。

お菓子をダラダラ食べながらテレビを見たり、ジュース・清涼飲料水・甘いコーヒーを飲みながら仕事をしたりすると「脱灰」時間が長くなり、よくありません。

おやつや休憩を楽しむなとは言いませんが、時間を区切って、楽しんだあとは口をゆすいで仕事に戻るだけで劇的に変わりますから。

 

虫歯菌のエサにならないものを選ぶ!

菌のイラスト

皆さん、CMなどでキシリトールという言葉を耳にしたことはありませんか?

キシリトールは糖アルコールと呼ばれる甘味料で、虫歯になりにくい甘味料だと言われています。

 

3食の食事の時は、栄養のバランスを考えないといけないので難しいかもしれませんが、間食では、なるべく虫歯菌たちのエサにならない糖を摂取することも良い方法だと思います。

虫歯菌は、キシリトールをエサである糖と勘違いして食べます。しかし、キシリトールを消化することが出来ない虫歯菌は、酸を産生することが出来ず、その活動性が低下し弱ってしまいます。そう、キシリトールを意図的に摂取することで虫歯菌を”兵糧攻め”することができるのです!

 

虫歯予防先進国フィンランドでは、国をあげてキシリトールなどを予防歯科に導入して、1975年に1人平均7本あった子供の虫歯を、1.2本までに減らすことに成功しています!

 

口の中に虫歯菌・糖がいる時間を少しでも短く!!

普段の生活習慣を少し見直すだけでかなりの虫歯は防ぐことができると思います。

  • 食後30分以内に歯磨きをする!忙しいときでもブクブクうがいを!
  • ダラダラ食べ、ダラダラ飲みをしない!
  • キシリトール配合のガムなどを効果的に摂取する!

 

私が担当していた方で、夏の脱水症状を防止するために、一部メディアで推奨されていた清涼飲料水を3ヶ月こまめに飲み続けた方がいらっしゃいました。

それまでセルフケアもほぼ完璧で、3ヶ月に1度のメインテナンスにもしっかり通い、10年以上良い状態を維持されていました。歯磨き・フロス・歯間ブラシによるセルフケアは継続していたのですが、清涼飲料水の多飲だけで3ヶ月の間に虫歯が6本も出来ていました。ご本人も私も、かなりショックでした。

これだけ生活習慣というものは虫歯に直結しているということなんです!

皆さんも、虫歯菌のエサ(糖)を減らすという観点から生活習慣を見直すだけでその活動性は大きく変わりますので是非実践してみてください。

 

 

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村上弘
村上弘
福岡市早良区飯倉育ちで二児の父、むらかみひろし歯科医院の院長です。 『患者さんにベストと考えられる治療の提供』 『患者さん個別のメインテナンスプログラムの構築と提供』 をコンセプトに地域の皆さんが気軽に通えるような『アートな歯科医院』を開院しました。 これまでの「削る」治療型の歯科医院ではなく、「守る」メインテナンス型の歯科医院です。 歯科医院を歯が痛いから行く場所ではなく、健康であることを確認しに行く場所にしたい。みんなの笑顔があふれている場所になれるようにこれからも発信していきたいと思います。
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