アートな歯医者のちょっと為になる話

新型コロナウイルス『こんな時こそ、自宅で正しい口腔ケアを忘れずに』

コラムをお読みの皆さん、緊急事態宣言中の自粛生活でストレスが溜まって来ているの方もいらっしゃるかもしれません。全国の皆さんが、それぞれにストレスを抱えていると思いますので、こんな時こそ心穏やか過ごしたいですね。

ここはグッと堪えて、制限された生活の中で家族との絆を確認したり、これまで出来なかった家の中のことをする時間に充ててみてはいかがでしょうか?

 

私も、断捨離をして部屋を片付けたり、次男とブロックで遊んだり、長男とアナログなゲームをしたりしています。ウチの家内なんて、これまで一度もしたことがないパン作りなんかやっています。

 

「時間は有限です、できることを最大限に楽しみましょう!」

 

今回のテーマは、「口腔ケアと新型コロナウィルス」です!

コラムをご覧のみなさんに、少しでもアドバイス出来たらと考えています。

 

なぜ、味覚症状が出るのか?

舌の写真

新型コロナウイルスは、これまでの研究において、II型肺胞上皮(肺の中にいる細胞の一つ)に存在する、ACE2受容体(細胞の表面に存在する突起物の一つで、色々な形のものが存在し、その形によってにくっつきやすいものが違います。家の鍵と鍵穴のようなものです。)に感染、増殖することで生命をも脅かすウイルス性肺炎を発症すると推測されています。

 

実はこのACE2受容体は、体の中の至る所に存在しており、口の中も例外ではありません。その突起物をコロナウイルスがキャッチして口の中に定着し、増殖して悪さを始めるのです。

 

やがて肺の方に向かうわけですが、このACE2受容体は口の中でも特にに多く存在すると報告されています。

で増えたウイルスたちは、味を感じる味蕾細胞(みらいさいぼう)を破壊して味覚障害を引き起こすと考えられます。まだ仮説で証明されてはいませんが、現段階ではかなり信用性の高い仮説で、私自身もそうであろうと思っています。鼻の中でも同様なことが起こっており、嗅覚障害が生じると考えられます。

なので、感染の初期症状として「味がしない」「匂いがわからない」という訴えが生じているのだと思います。

 

いつも飲んでいるもの、食べているものでセルフチェックするのもいいでしょうね。私は毎朝、R-1と麹王子の甘麹を摂っているので、味覚と嗅覚の変化に気付くのではと思っています。早めに異変に気付くことは、新型コロナウイルスの拡散防止にもつながると思います。無理をせず相談すべきところに相談して指示を仰ぎましょう。

 

新型コロナウイルス感染の初期症状には味覚・嗅覚障害が含まれる!

 

口の中の細菌とコロナウイルス

このほど、英国のランセットという有名な医学雑誌に、新型コロナウイルスに感染して中国の病院で治療を受けた入院患者に関する報告がされていました。

この中で私が注目したのが、死亡した患者の半数で細菌による2次感染を合併したのに対し、生存した患者では細菌による2次感染は1%ほどだったということです。つまり、新型コロナウイルスの感染者の重症化には、他の細菌の増殖が関与しているケースが多いということです。

 

体の中には、たくさんの細菌が常に存在しています。そのバランスの中で人間と細菌は共存しているのですが、とりわけ、全ての入り口である口の細菌は生活習慣・セルフケアで大きく細菌バランスが変わります。

特に、歯周病菌はこれまでの研究で多くの病気を悪化させるという報告もあり、肺炎にも大きく影響することがわかっています。

 

また、進行した歯周病を患っている方は、口の中におよそ手のひらと同じ面積くらいの傷があるのと同じ状態と考えられています。なので、その傷口に触れる細菌をやっつけるためにずーっと細菌感染と戦っている状態です。

 

そこに、新型コロナウイルス感染が加わるとどうでしょう?

 

細菌感染ウイルス感染が同時に起こり、どちらも防ぐことが出来ない状態になってしまうという危険な状態になってしまいます。

 

これはあくまでも、歯周病を細菌感染の一つとして捉えた考えで、実際に歯周病菌新型コロナウイルスの関係性は研究で証明されているわけではありせん。

しかし、インフルエンザをはじめとする他のウイルス感染を進行させるという報告があり、足利赤十字病院では入院患者さんに正しい口腔ケアをすることによって2次感染を少なくして医療費(抗生剤の投与量)と入院日数を激減させたという報告があります。

 

正しいセルフケアについては、過去のコラムを参考にされてください。

 

歯周病菌をはじめとする体内に入る細菌を少なくすることは、新型コロナウイルス肺炎の重症化を防ぐ可能性が高い!

 

今、何をすべきか?何に注意すべきか?

朝日
  • 3密を避ける!
  • 正しく手洗い・うがい・はみがきをする!
  • 正しくマスクを使用する!
  • 政府と地方自治体の要請を素直に聞いて協力する!
  • 正しい情報を選択する!
  • 免疫力を高め、余計な細菌感染を避ける生活習慣をする!
  • stay home!移動しない!

基本的にこれまで政府・地方自治体が発表している新型コロナウイルスに関する情報を実践するのが一番です!

 

批判したくなるような対策や要請もあるかもしれません。しかし、今回の日本政府の対応は、医療崩壊をなるべく起こさないようにし、経済活動をなるべく止めないようにして長期化する戦いの中でワクチン治療薬の開発を急ぐという方針ではないかと思います(あくまで私見)。

 

全てとは言いませんが、TVにはマスコミの偏った見方の情報が溢れています。また、Webには最もらしい嘘の情報が溢れています。

これらが皆さんを一番不安にさせ、困らせているのではないかと思います。

 

実際、私たち医療に携わる人間に対する風評被害もたくさんあります。もっと正確に、情報を伝えて欲しいと悔しい思いをしている人間がたくさんいて、私もその一人です。

それでも私たちは、皆さんの健康と命を預かって、日々診療に向かっています。

イタリアでは、そんな仲間たちが100人以上も命を落としています。医療崩壊が進むと日本も限られた医療資源で治療を行うことになり治療を受ける側治療をする側もリスクが高まり、同じことになりかねません。

 

皆さんが今持っているコミュニティ(家族・仲間)と、政府・地方自治体を信頼して、この危機を乗り越えましょう!多少の意見のすれ違いはあるかもしれませんが、同じ敵に向かってお互いが少しずつ我慢して闘うということについては全ての皆さんが同じ方向を向いていると思います。

生真面目な日本人は、これまでこまめにマスクをつけていたお陰でここまで新型コロナウイルスの拡散を遅らせることが出来ました。もうちょっと我慢が増えるだけです。

 

キングカズも言っています、「自分たちを信じる。僕たちのモラル、秩序と連帯、日本のアイデンティティーで乗り切ってみせる。そんな見本を示せたらいいね。」

私もそう思います。

あくまで共通の敵は、新型コロナウイルスです。でも、そんな新型コロナウイルスとも共存できる時が必ず来るでしょう。地球の歴史の中で、全てのウイルス細菌がいなくなった時代なんてないのですから・・・。

 

stay home!
限られた生活の中で健康維持を考え、
大事な家族との時間を楽しみましょう!

 

 

アートな歯医者のちょっと真面目な話、ぜひこれも読んで欲しい!!!

毎日磨いても虫歯になります。正しいセルフケア
毎日歯を磨いても虫歯になります!必要なのは、正しいセルフケア。1924年にJ Kalian Clarkeによって発見された虫歯菌:Streptococccus mutans(ミュータンス菌)の虫歯形...
実はギネス世界記録だった!?人類史上最悪の感染症「歯周病」に迫る!!アイルランドのビール会社「GUINNESS」(ギネス)を知っている方は多いと思います。ちょっと高級なイメージのビールですよね。 で...
虫歯のあなたは必ず当てはまる!生活習慣の改善で劇的に虫歯は減らせる!皆さんは、普段から健康のために運動をされていますか? 私は、子供のソフトボールの練習に付き合ったり、歩いて移動する時間を作ったりし...
ABOUT ME
村上弘
村上弘
福岡市早良区飯倉育ちで二児の父、むらかみひろし歯科医院の院長です。 『患者さんにベストと考えられる治療の提供』 『患者さん個別のメインテナンスプログラムの構築と提供』 をコンセプトに地域の皆さんが気軽に通えるような『アートな歯科医院』を開院しました。 これまでの「削る」治療型の歯科医院ではなく、「守る」メインテナンス型の歯科医院です。 歯科医院を歯が痛いから行く場所ではなく、健康であることを確認しに行く場所にしたい。みんなの笑顔があふれている場所になれるようにこれからも発信していきたいと思います。
あなたのメディアに革命を起こそう!

cta_selfmedia_all
#selfmediaとは、「あなたのメディアに革命を!」をコンセプトに掲げたWEBマガジンでり、ビジネススクール兼コミュニティ。
2020年4月現在、のべ300名が参加(法人様2割、事業主様7割、会社員1割)

\事業売上が上がった!/
\会社員から専門家として独立出来た!/
\出版した!/
\講演、セミナー講師になれた!/
\インフルエンサーになれた!/

定例勉強会、マンツーマン相談、相談し放題など、、、
過去うまくいかなかった個人や企業様ほど、結果につながっている楽しく正しくメディアを学べるコミュニティです。

 >> icon-book 詳細を覗いてみる  <<