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ADHDは可能性の扉を開く鍵。 出来ないを見極めた事で開けた人生。伝統の価値を変革する[amakouji]

2020年2月7日

価値に+アルファでちょっといい毎日に

ーー:現在のご活動を教えてください。

阪田真臣氏(以下、阪田氏):メインとしては、「甘麹」を作って販売しています。

また、ワークショップで味噌教室をしたり、体質改善のお話しをさせていただいています。

 

ーー:”水”の大切さを伝える活動もされていますが、そちらはサブの事業ですか?

阪田氏:もともとは”水”がメインだったんですが…。

特定せず、色々と活動を広げていきたいです。

mille field(ミル フィールド)という社名にもそういった想いを込めてるんです。

 

ーー:mille fieldというのは、どんな意味なのですか?

阪田氏:フランスのお菓子で”千枚の葉”という意味の”ミルフィーユ”からヒントを得ています。

僕のイメージが”ミルフィーユ”みたいって言われたことがきっかけです。

 

ーー:ミルフィーユですか??

阪田氏:「甘さや苦さ、堅さや柔らかさ、色々な要素がいい感じに重なってるよね」って言われ「それいいな!」って…。

たくさんの分野に関われるような会社にしようと、”フィーユ””フィールド”に変えて「千の分野」という意味を込めてます。

 

みなさんが普通に過ごしている中で持っている色んな価値を、今よりちょっといいモノに変えることに価値があると思っているんです。

 

ーー:すてきですね!阪田さんと言えば、今では「麹王子」のイメージが強いですが、なぜそういう名前になったのですか?

阪田氏:○○王子って名前を付けたら覚えてもらいやすいかなって。それで検索したら「麹王子」はいなかったので付けました。

最近は、麹が抜けて「王子」って言われたりもします。(笑)

 

話しやすい人にはコンタクトを取るようにしています

阪田氏笑顔でインタビューを受ける
ーー:#selfmediaはどうやって知ったのですか?

阪田氏:一年ちょっと前に、異業種交流会で福田さん(代表 福田)と出会いました。

その時は、ほとんどお話できなかったのですが、その後メッセンジャーで連絡をしたんです。

 

ーー:「この人いいな!」っていうインスピレーションみたいなものを感じたのですか?

阪田氏:僕は人の好き嫌いが結構あるので、そういう交流会にはほとんど行かないんです。でも参加した時、話しやすそうな人がいたらコンタクトを取るようにしてます。

それで、福田さんとメッセンジャーで何度かやり取りをして、福田さんが奥さんと営まれている、事務所兼、喫茶の”ふたつぶ”に行きました。

 

ーー:”ふたつぶ”に行かれたことがきっかけで、#selfmediaへ入会されたのですか?

阪田氏:メッセンジャーで「入ります!」ってやりとりをして、行く前にもう参加してました。

 

ーー:入会の決め手みたいなことはあったのでしょうか?

阪田氏:「麹王子」をやり始めたころ、仕事をどうやって広めようかなって考えていて、コミュニティに属そうと、探していたんです。

あまりビジネス色が強いコミュニティには参加したくなかったので、#selfmediaやメンバーの方々の雰囲気に惹かれました。

 

代表の人間性でコミュニティの質が変わると思うので、福田さんの価値観に共感できたことや、偏りのないフラットな空気感とか人柄も決め手ですね。

 

直感の中にもセオリーがある#selfmedia

 

ーー:#selfmediaに関わる前と後で変化はありましたか?

阪田氏:基本、直感人間なので発信をするのも「こうしてこうして…」といった計画のようなものがなくやっていたんです。

福田さんも直感的な方と思いますが、#selfmediaではロジカルに説明されていて

  • いつするのか
  • どうやるのか

と、直感の中にもセオリーみたいなものがあるので、それをうまく取り入れていけるようになったと思います。

 

ーー:積極的に発信されていますが、もともとなさっていたのですか?

阪田氏:はい。

前職の楽天で働いていた時、※SEO対策などにも関わっていたので、ITは基本的に知っていたし、凝り性なんで色々とやって頻繁に発信してました。

※SEO対策:インターネット検索結果で自身のWebサイトを上位表示させたり、より多く露出させるための対策のこと。

 

ーー:そうなんですね!ではSNSを学ぶというより、交流をしたいと#selfmediaに関わっていらっしゃるのですか?

阪田氏:福田さんや少年ちゃん(#selfmedia 松井)以外の方との交流はあまりないんです。

けど、メンバーさんとの繋がりができたり、ビジネスが広がるきっかけがあったりして、「僕の活動が#selfmediaと相性がいい」というのは、メリットだと思ってます。

 

また前はちょっと雑なところもあったのですが、#selfmediaで教わったマニュアル的なことが、細かい調整の時に役立ってるので、学んでるなって感じますね。

 

絶望を乗り越えた本との出会い

阪田氏の笑顔

ーー:今までいちばん苦労して乗り越えたことは何でしょうか?

阪田氏:アパレルの販売員をしていた26歳くらいの時に、自律神経が壊れてしまったんです。

 

ーー:何があったのですか?

阪田氏:仕事でミスが多くて、毎日遅刻をして、クレームも1日最低1回はありました。自分でもどうしようもなくて…。会社でも「ふざけてんのか!」ってレベルにまでなって…。

人間的にも否定される日々が1年くらい続き、精神的にも限界になってました。

 

そんな時、テレビでたまたま※ADHDの特集をしていて、自分のことだって認識したときにプツッと切れて爆発してしまった感じです。

転職しようとしていたのだけれども、自分は障がい者なんだ、社会では生きていけないって思ってしまった時、今まででいちばん絶望しました。

 

※注意欠陥・多動性障害(ちゅういけっかん・たどうせいしょうがい、英: Attention-deficit hyperactivity disorder、ADHD)は、多動性(過活動)や衝動性、また不注意を症状の特徴とする神経発達症もしくは行動障害である。(Wikipediaより)

 

ーー:精神的に崩壊してしまって、そこからどうやって回復したのですか?

阪田氏:何でできないんだっ!!と、悔しさしかなかったので、毎日本屋さんに行って自己啓発などの本を読み漁りました。

 

ーー:本を読んで変わりましたか?

阪田氏:はい。半年くらいで変わりました。

一冊の本に出会ってビリビリってなりました!

 

ーー:どんな本だったのですか?

阪田氏:高卒で、Yahoo!JAPANに入社した、佐藤典雅さんという方が書いた「給料で会社を選ぶな」という本です。

その中にあるいくつかの言葉にバーン!!って視界が開けた感じでした!

難しい本もたくさん読んだのですが、最終的に響いたのはスーパー簡単なこの一冊でした。

 

ーー:運命的な本と出会ったのですね。

阪田氏:そうですね。

そこから転職活動をしました。行きたい会社があったので面接の問い合わせをしたのですが、もう内定が決まっていて断られたんです。

 

でもその本に書いてあった、ちょっと破天荒な転職活動のストーリーと同じことをやったんです。そしたら内定が取り消されて、僕が採用していただけることになりました!

ーー:すごいですね!どうやって自信を持てるようになったのですか?

阪田氏:自分を分析しました。

”できないこと”を認めて、頑張ることをやめたんです。

そのままの自分の”できること”だけを残して、そこと相性の良さそうな仕事を探しました。

 

できないことを諦めたら楽になって、僕という人間が変わりました。

今はADHDに関しては、短所だと思ってないです。ADHDは間違いなく長所であって、誰にでも平等に与えられていない才能だと思ってます。

 

発酵文化を海外にも届けたい

阪田氏と甘麹

 

ーー:今後チャレンジしたいことは何でしょうか?

阪田氏:ビジネスで海外に行くことです!

チーズはありますが、発酵という文化は海外にはあまりないんですよね。

だけど今、発酵というのが世界でも注目されてきているので、「甘麹」を海外に持っていきたいです!

 

ーー:どこの国というのはありますか?

阪田氏: 初めて海外にビジネスで行くならNew Yorkと決めています。

New Yorkにも印象を与えたいですし、日本にもインパクトを与えたいので、イメージしやすいNew Yorkにまずは挑戦したいです。

 

#selfmediaで自分に価値を備える

ーー:#selfmediaに興味がある方へメッセージをお願いします。

阪田氏:今は会社に勤めるという選択肢だけじゃなくなってますので、自分に価値を備えるような生き方を選んでもいいんじゃないでしょうか。

 

#selfmediaはその名の通り、自分がメディアという学びの場です。

 

日本にはまだあまりないですし、ゴリゴリのビジネスコミュニティだと嫌になってくると思うんです。ちょっとゆるりとしている#selfmediaは初心者の方にも、とてもいい場ですよ。

 

編集後記

阪田氏の話を聞いて、これまでの印象とは大きくイメージが反転した。いつも爽やかで饒舌で、ユーモアがあって、みんなの人気者「麹王子」そんな印象だった。

これまで経験してきたこと、自分自身を深く知って絶望したこと、自分自身を認めたことで大きく変わったこと。

その全てが、今の阪田氏を創っていることを知って、また距離が近くなったように感じた。誰にもでも、得意不得意はあるし、向き不向きもある。悪いものなんてなくて、壁にぶつかった時に、どうするか。そこで大きな分かれ道ができる。

自分をよく分析して、自分に価値を備えていった阪田氏の行動には、とても背中を押された。これから、ニューヨークに旅立つ夢もきっと叶えられる!そんな熱量を感じたひと時でした。

 

阪田真臣プロフィール

阪田 真臣(さかた まさおみ)さん

mille field 代表
麹王子

ホームページ
http://mille-field.jp/plus/

Instagram

https://www.instagram.com/kouji_ouji/

LINE@(商品注文用)
https://line.me/R/ti/p/%40kouji_ouji

 

▽▽これまでのインタビュー記事はこちらです▽▽

https://selfmedia.club/interview/sugihara-kojiro/

https://selfmedia.club/interview/murakami-hiroshi/

https://selfmedia.club/interview/hagiwara-yu/

 

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