PV(ページビュー)数とは?意味とセッション数との違い
2020年4月16日
PV(ページビュー)数とは、Webサイトのページが全体で何回見られたかを表す数字です。
これからWebサイトの解析を始める、もしくはそこまでではないけど、Webサイトの状態を知っておきたいという方に向けて、ここではPV数とその他のまぎらわしい用語について解説していきます。
PV(ページビュー)数とは?
PV数とは、ページビューの略称のことで、ページが何回見られたかを表す数字です。具体的に例を挙げて見ましょう。以下の図をご覧ください。

上図では、同一ユーザーが同一ページを何度か閲覧していますが、PVはその場合でもページが1回閲覧されたら、1カウントされることになります。
つまり、ページAが2回、ページBが1回、ページCが3回閲覧されているので、PV数は6となります。
PV数とまぎらわしい指標として、セッション数やUU(ユニークユーザー)数があります。
セッションとは、ユーザーがWebサイトを訪問してから離脱するまでの一連の流れのことで、PVよりも数字は少なくなります。
ユニークユーザーは、言葉のとおり、Webサイトを閲覧したユーザー数のことを表します。こちらは重複分はカウントされません。
数字の大きさの関係は、下記のようになります。
PV > セッション > UU
PV数をGoogleアナリティクスで確認する方法
Webサイトがどの程度閲覧されているかを確認する際は、分析ツールを使用して確認します。分析ツールはたくさんありますが、最も利用されているGoogleアナリティクスがおすすめ。
GoogleアナリティクスはGoogleが公式に提供しているツールで、無料で利用することが可能なすぐれものです。以下、GoogleアナリティクスでPV数を確認する方法を解説します。
【操作手順】
- まずはGoogleアカウントにログインします。そして、Googleアナリティクスを開きます。(事前にGoogleアナリティクスを利用するためのコードをWebサイトに実装しておく必要があります。)
- Googleアナリティクス画面の左側にある「行動」という項目をクリックし、その中の「すべてのページ」をクリックします。
- すると、日付ごとのPV数を表したグラフと、ページごとのPV数が閲覧できます。
上記画面が実際に、ページごとのPV数を確認できるGoogleアナリティクス画面です。
- 赤枠で囲まれている箇所に、ページごとのPVが表示されます。
- 赤枠一番上の数字が、対象期間での、Webサイト全体のPV数になります。
※対象期間は画面右上にある期間の表記を変更することで変わります。
「PV数」に関連するまぎらわしい用語
PV数に関して、いくつかまぎらわしい用語もあるので、そちらも明らかにしておきましょう。
訪問別PV数(平均PV数)
訪問別PV数とは、ユーザーが1回あたりの訪問(セッション)で閲覧したPV数のことを言います。算出方法は Webサイト全体のPV数 ÷ Webサイト全体の訪問(セッション)数です。
例えば、Webサイト全体のPV数が10,000回、Webサイト全体のセッション数が5,000だとすると、訪問別PV数は2となります。シンプルにいえば、ユーザーが1回の訪問あたりで何ページ見ているかという指標です。
ページ別訪問数
ページ別訪問数とは、ページごとの訪問(セッション)の数字です。
注意しなくてはならないのが、ページごとの閲覧数ではないということです。1回あたりの訪問で、ページA → ページB → ページAというような閲覧の仕方をした場合、
- ページAのページ訪問数は1
- ページBのページ訪問数も1
となります。訪問とはセッションのことだと覚えておくと間違いないです。
まとめ
以上、PV数とその他の関連用語についてまとめました。
PV数とセッション数、UU数や訪問別PV数とページ別訪問数はややこしく、初心者の方は間違えてしまいがちです。用語の間違いは解析する際の間違い、最悪の場合は上司やクライアントへの報告ミスにも繋がります。
解析の後には必ず何らかの施策の意思決定も控えてますので、その意思決定が間違ったものとならないよう、一つひとつの用語をしっかりと覚えていくようにしましょう。
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