外国人と会話してるのに上手くならない。あなたに必要なのは、足りない部分を埋める自主学習
2019年12月26日
僕は年間120回ぐらい英語に関するセミナーやイベントを開催しています。その時に、多くの英語学習者が”勘違いしている”と思う事があります。
それは、”とりあえず外国人と話をしていれば、英語は上手くなる”という考え方です。
※ここでは外国人は英語圏の外国人、あるいは英語がペラペラな外国人と定義します。
もちろん、外国人との実践は英語を上達させる上で必要不可欠です。でも、実際にはそれだけでは不十分で、そこに加えて自主学習が必要なのです。
なぜ、ただ会話をするだけでは英語が上手くならないのか?
今回は、その理由を解説したいと思います。
英語力とコミュニケーション力
外国人と会話をするだけで英語が上手くならない理由は、外国人との会話で身につくのは、基本的にコミュニケーション力だからです。
どういうことか?といいますと、実は英語力というのは、2つの要素から成り立っています。
その2つとは、
- 言語力
- コミュニケーション力
簡単に定義すると、言語力とは言語そのものの力、コミュニケーション力とは会話をするための力です。
ここでの言語力とは、文法をどれだけ理解しているかや、単語をどれだけ知っているかなどを意味しています。
確かに、実践をたくさんすることでコミュニケーション力は付きます。(リスニング力もつきますね!)繰り返し外国人と会話をすることで、外国人に対する抵抗がなくなっていくのは間違い無いです。
外国人との会話となると、萎縮して話せなくなる日本人は本当に多いので、抵抗が無くなるだけでも大きな進歩と言えるでしょう。
ただ、いくら実践を繰り返しても、結局は自分の知っている単語や表現の範囲でしか会話をすることが出来ません。
だからこそ、その部分を補うために自主学習が欠かせないのです。
昔いた生徒さんの1人に、実践だけして自主学習を全くしない方がいました。その方は、言語力の部分がとても弱く、いつまで経ってもブロークンイングリッシュの域を抜けずにいました。
※ブロークンイングリッシュとは、文法や発音がめちゃめちゃな英語のこと。
そんな生徒さんでしたが、その後飛躍的に英語力が伸びるようになりました。
それは、自分自身で文法の勉強をするようになったからです。
それまでは、何を言っているのかわからないことがよくありましたが、文法を勉強するようになってからは文章の精度が一気に上がりました。
実践を中心に考える
今回は、実戦だけではなく自主学習の重要性をお伝えしてきましたが、あくまでも中心に置くべきなのは実践です。
- 実践で自分の足りない部分を見つける
- 足りない部分を自主学習で補う
- 次の実践で試す
このサイクルを回していくことで、英語が上達していきます。
自主学習はスポーツで言い換えると練習、実践は試合です。
練習をしないで、試合ばかりやっていても当然試合には勝てませんし、逆に練習ばかりして試合の数が不足していても試合には勝てるようになりません。
2つをバランスよく回していく事で、初めて勝てるようになるのです。
本物の英語力を身につけよう!
いかがだったでしょうか?
- 英語力は、言語力とコミュニケーション力に分けられる。
- 実践と自主学習の両方が大事だが、あくまでも中心は実践
以上のことをお伝えしてきました。
是非、言語力とコミュニケーション力の両方を身につけて、ビジネスでどんどん英語を活用してほしいと思います。
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