会社員でインフルエンサー!SNSで見つけた、自分の存在意義
2020年10月16日
目次
会社員として、インフルエンサーとして、パラレルキャリアでご活躍されている「ていさん」こと、横尾健矢さん。ご自身の活動、#selfmediaの活用について伺いました。活動をしていくために大切なことは何かを考え、一歩を踏み出してみませんか。
(記事内、各種情報・名称は2020年7月インタビュー当時のもの)
やっと見つけたTikTokerの道
――:TikTokでご活躍されている「東大卒のていさん」という印象が強いですが、本日はそのキャラクターを脱いだ横尾さんとして、いろいろ伺えたら嬉しいです。まずは、現在のご活動を教えてください。
横尾健矢氏(以下、横尾氏):ITベンチャー企業の営業マンとして勤めている一方、最近はコロナの影響でやっていませんが、敬老会のイベントなどで、落語や漫才をやったりお笑い活動をしています。
――:TikTokより先に、お笑いをされていたのですね!
横尾氏:そうです。お笑いをもともとやっていて、その延長線上でSNSを始めたんです。2年前くらいから、いろいろなSNSを試行錯誤しまくったけれど、どれもうまくいかず。TikTokでやっと「いいじゃん!」って…、バズっちゃいました!(笑)
それで今は、BitStarという事務所に所属しTikTokerとして活動もしています。
――:そういう流れだったんですね。2年前からSNSを頑張っていらしたとのことですが、#selfmediaと出会ったのはいつ頃ですか?
横尾氏:1年ちょっと前だったと思います。愛されインフルエンサーの講座に参加していた知り合いが「すごくいいよ!」って紹介してくれました。
それで福田さん(#selfmedia代表 福田)が本を執筆されて講演をしていた時に聴講しました。で、福田さんに何とか覚えてもらおうと、サインをいただく時「東大って書いてください」って、東大卒の印象を付けまくりました。(笑)
――:ばっちり印象付けたのですね!(笑)講演で福田と会ったことが入会のきっかけですか?
横尾氏:そうですね。福田さんの人柄に魅力を感じたのと、ちょうどSNSを頑張っていたけどうまくいかなかった時期で、伴走してくれる人が欲しくて入会しました。
キャラクターを活かせば、心に響く投稿ができる
――:#selfmediaに入会されてご自身や活動に変化はありますか?
横尾氏:はい。毎回講座で教えてもらうことで、ちょっとした変化はたくさんあるのですが。大きなところとしては「これってこういうこと?」みたいな疑問や「どうなんですか?」というような意見を聞きたい時に、答えてくれる人ができたことです。
福田さんにメッセージを送ってもちゃんと返ってくるし、さきこすさん(#selfmedia吉田)や少年ちゃん(#selfmedia松井)にも、いっぱい相談させてもらっています。
僕の中でモヤモヤしていて動けなかったものが、仮説を立てて動きだせるようになったことがいちばん大きな変化ですね。
――:#selfmediaがきっかけとなって動きだせたことで、例えばどんなことがありましたか?
横尾氏:最近でいうと、TikTokも初めはあまり調子良くなかったんです。
その時に僕の中で考えていたアイデアがあったのですが、やる前に福田さんにどう思うかぶつけてみました。
――:そこでブレイクスルーしたんですか?
横尾氏:ブレイクスルーはしなかったのですが、きっかけにはなりました。
SNSって自分のキャラクターを活かした投稿をすれば、相手の心に響くと思っていたんです。けど自分と見る人の感覚は違うし、どういうキャラクターや投稿が求められているかっていうのが、自分じゃわからないんですよ。だから、ちゃんとしたSNSの知識がある、他人の評価を聞けたのは助かりましたね。
それでもウケるかなんてわからないし、バズるためには、世間に求められていることとマッチするまで続けることが大事だと思うんです。
#selfmediaはそのために重要な
- 良さを見つけてくれる
- モチベーションを維持する
ってところを親身になってやってくれます。
相談に乗ってくれるし、応援してくれる。そして頑張れって言ってくれる仲間がいる。それはすごく助かっていますね。
SNSのおかげで、存在意義を感じられるようになりました
――:苦労したことを伺いたいのですが…。やっぱりSNSでの試行錯誤でしょうか?
横尾氏:そうですね…。うまくいくまでは本当に苦労しました。いろんなSNSをとことんチャレンジしましたが、どれも鳴かず飛ばずでした。YouTubeもチャンネルを2回立ち上げては閉じてるんです。
――:横尾さんは器用そうに見えるので意外ですね。
横尾氏:思いっきり不器用ですよ。だから、うまくいかなくても試行錯誤しながら続けていく!ってことしかできないんだと思います。
――:そうなんですね。結果が見えない中でチャレンジし続けるのは大変でしたよね。
横尾氏:はい。何を投稿しても「いいね!」どころか何ももらえないので、自分が間違っているということだけわかって…。しんどかった~。(笑)
例えるなら、サッカーゴールが暗闇のどこかに設置されていて、そこでシュートを決めなきゃいけないような状態でした。全然見えないけど、(ゴールするためには)打ちまくらないといけなくて、(ひたすらシュートしては)ゴールに入ってないことだけ教えてもらえるみたいな…。(笑)
――:それでもシュートをし続けて…、大変でしたね。#selfmediaに入会する前は、ひとりで頑張っていたのですか?
横尾氏:はい。1年くらい完全にひとりです。
――:ひとりでも続けてこられたモチベーションは何だったのですか?
横尾氏:なんだろうな~。僕には出来の良い兄がいて、唯一勝てたのが勉強だけだったので、勉強だけはと頑張って、東大に入ったけれど…。お笑いお笑いとおちゃらけてたら就職がうまくいかなかったんです…。
就職先は悪いところではないけれど、エリートといわれるような友だちの活躍を見ていて、自分も「秀でた何かが欲しい」と、もがいていました。それで自分も活躍できる何かを見つけたくてSNSを頑張っていたっていうのはあるかもしれないですね。
――:身近に優秀な方ばかりだと「秀でた何かが欲しい」と、より強く思ってしまうのかもしれないですね。
横尾氏:たぶん僕の性格です…。おばあちゃんっ子だったんで、理容師をしていた祖父母の影響なのか、両親も学校の先生で免許を持って仕事をしていたからか…。なんとなく子どもの頃から「何か持ってないと生き残っていけない」そんな風に思っちゃうんです。
――:それでTikTokでバズって、ようやく「見つけた!」という感じですね?
横尾氏:それが…。TikTokで変なことをして、炎上しちゃったんです。
――:炎上ですか!?
横尾氏:はい…。楽しんでもらえたらとの想いで投稿した動画でしたが、それが、見る人によっては失礼にあたる内容だったんですね…。それでコメントでめちゃくちゃ批判されました。
もちろん動画は消しました。でも今度は動画を消した、ということを言い続けてくる人がいたり、脅されたり…。別のSNSにも波及していって…。もうやめようかなって思いになりました。
――:怖いですね…。それでも活動を続けていったのはどうしてですか?
横尾氏:その時はフォロワーさんが2万人くらいで、ファンの方がある程度いてくださったんです。
その方たちが応援してくれたおかげです。
楽しかったはずのTikTokでいつもの「ていさん」が見られなくて悲しかったと聞き、僕が投稿しないことで、悲しい気持ちになる方がいるんだというのを知ったことが大きかったです。
――:応援してくれる方の存在は大きいですね!
横尾氏:ありがたいです、本当に。
実をいうと僕自身、去年までは存在意義を感じられる人間じゃなかったんです。
――:そうなんですか!存在意義を感じられるようになったきっかけなど、何かあったのですか?
横尾氏:僕の中でいちばん大きい話だと、TikTokを見て「勉強教えてください」ってDMを送ってくれた高校生の子がいたんです。
それでやり取りをしていくうちに知ったんですが、その子が中学受験でいい学校に入ったけど、周りに馴染めずグレちゃったというか、高校1年生まで全く勉強してこなかったようで。でも、「本当はお医者さんになりたい!」っていうのを教えてくれて。
ある時その子が手紙をくれたんです。「今まではゲームばかりやっていたけど、ていさんのおかげで、今はゲームもやらず勉強ができるようになりました」って。
――:嬉しいですね!人生を変えてしまうくらいの影響力があることを実感されているのですね。
横尾氏:めちゃめちゃ嬉しかったです!
僕の言葉で動く人がいるんだなって。やっぱりSNSをやっててよかったなって至極思います!
おととしの僕は「死んでもいいかな」って思ってて、去年の僕は「死なないでおこう」って思っていたのに、今の僕は「何としてでも生き残ってやる!」って思っています!
――:シュートし続けてよかったですね!
世の中にもっと面白いコンテンツを増やしていきたい
――:今後チャレンジしたいことはありますか?
横尾氏:もっと楽しくSNSを見られるような世の中にしたいです!(笑)
大人たちが一生懸命作ってるテレビとは違い、ひとりで作っていることが多いSNSは、正直、面白くないものが多いと思っているんです。
僕は自分の投稿を、めちゃめちゃ面白い!なんでバズんないんだろう?って。(笑)
#selfmedia for friendsのストーリーズの講座に参加したんですけど、僕、自分のストーリーズ1日10回くらい見返してますよ!その都度、面白いな~こうすればよかったな~って考えています。
まずは自分が面白いと思えることが大事だと思っていて、みんなが自分らしく楽しんで投稿できるようになったらもっと面白くなっていくのにな~と。
――:みんなの投稿をもっと面白くできると感じているんですね!それを横尾さんがやっていこうと?
横尾氏:はい、その手伝いができたらと。それで世の中にもっと面白いコンテンツが増えていったらいいなと思っています!
きっかけを探すより、とりあえずやってみよう
――:最後に#selfmediaへ入会を考えている方にメッセージをお願いします。
横尾氏:一歩を踏み出したいんだったら、入ってみたらいいと思います。きっかけがどこにあるかなんてわからないし、やってみることが大事だと思うんです。
僕が東大を目指したきっかけなんか、小学校の時、好きだった子の作文に「東京大学の横尾くん」として登場したことですよ。それでめっちゃ勉強して、「本物の東京大学の横尾くん」になりました。(笑)
――:きっかけは何であれ、とにかくボールを蹴ろうってことですね!
プロフィール

横尾 健矢(よこお たつや)さん
1990年生まれ、福岡県出身。IT企業に勤務する傍らで、「東大卒お笑い芸人」として舞台に立ったり、インフルエンサー事務所「BitStar」に所属し、日々発信を続ける。試行錯誤した経験を糧に、SNSの発信講座を開催するなど、エンタメSNSコンサルタントとしても多方面に活躍の場を広げている。
TikTokアカウント
https://vt.tiktok.com/ZSfFyXcT/
ストアカ講座サイト
https://www.street-academy.com/steachers/350509
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