オンライン会議が10倍わかる、ZOOM攻略講座!
2020年7月27日
目次
今回は、#selfmediaフォーフレンズ特別講座という事で、フォーフレンズの(※)シェア通貨の100シェアを使って、ゲストを呼んでのスペシャル講座でした。
(※)シェア通貨とは、講義を受講後に、SNSで講座の感想を投稿してもらい、それを一つの通貨として#selfmedia for friendsで扱っているものです。シェアされた数によってゲストを呼んだり、講座を開催したりする「シェア通貨」という独自通貨システム。シェアの数を通貨の代わりにするって、すごく面白い!
ゲスト講師はワークショップデザイナーの眞榮城雅子さん
↑眞榮城さん(右)と#selfmedia代表の福田氏(左)は4年以上の付き合いだとか!
眞榮城さんは、元々建築デザイナーだったとのこと。地域の方、社内の方とワークショップをやっている中でクライアントの思いを形にする力が鍛えられ、現在は個人の方や企業のブランディング支援を行っています。
#selfmediaでは2期にわたってブランディング講師を担当されており、個人で無料のブランディング実践コミュニティ「ARTIVATE ME!」を運営してらっしゃいます。
今回、そんな眞榮城さんに、ZOOMの使い方や活用テクをお知らせいただきました!
そもそもZOOMってなんなの?
↑なんとなくZOOMを使う自分から脱皮しましょう!
とはいえ、ZOOMを使ったことがあるけれど、実はよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。
眞榮城さんによると、ZOOMは「オンライン会議システム」とのことで、発言者が多数いる会議に対応する目的で作られているシステムです。
似たようなシステムにLINEやインスタLiveなどを思い浮かべるかと思いますが、それらは「電話システム」や「配信システム」で以下のような違いがあります。
- 電話システム…LINEやスカイプなど。参加者それぞれが発言できるが、基本的にお互いに連絡先が分かる人としかできない。
- 配信システム…インスタLiveやFacebook Liveなど。テレビ局やラジオ局のように一方通行の発信となる。
- オンライン会議システム…システムに参加している人全員が発言でき双方向にできる。URLを知っていれば参加できるので初対面の方でもOK。
また、ZOOMは無料版と有料版があるそうです。
ちなみに、有料版のウェビナー機能を使ってこの講座は行われました!
自分がどのスタイルなのかを知る
↑スライドのテーマはカンテレのドキュメンタリー「セブンルール」にインスパイアされたそうです!
ZOOMはオンライン会議システムであり、なんでもできるところがあります。
そこで、やりたいサービスについて事前にしっかり考える必要があります!
眞榮城さんによると、「セミナー型」と「ワークショップ型」、「複合型」で分類されるそうです。
セミナー型(ラジオパーソナリティー型)
一方向から発信され、それに対する返答も一方向に集まっていくもの。YouTube Live、インスタLive、Facebook Live向き。
ワークショップ型(ボードゲーム型)
話す順番を順順に回していくもの。ワークがなくても参加者同士が対話すればこちらの型。ZOOM向き。
複合型
ZOOMで実施している「対話」や「プレゼン」をFacebook Liveなどで配信するもの。対談の様子を配信しやすく、Facebook上でお知らせされるので参加率がアップし、録画もすぐにFacebookにアップされる。(今回の講座はこの複合型でした。)
どれが良い悪いではなく、どの型にすると伝えたい内容が一番伝わるか、ゴール設定をしっかり考えて選んでほしいとのことでした!
全く新しく組み立てる必要がある!
↑カンテレの「セブンルール」では、このときタッタッタッタ♪みたいな音が鳴るそうです。
では、具体的に「オンライン」セミナーの中身について考えていきましょう。
ちなみに、RULE2と3は鬼大事とのことでした!
オンラインセミナーや講座(コンテンツ)は全く新しく組み立てる必要があるとのことです。
なぜなら、オンラインでは情報が限られてしまうからです。
リアルのセミナーでは、全体的に情報が共有されています。
例えば、スライドがあったり、周りにいる人の様子や聞き方、流れている音楽など全部を感じることができます。講師もそれらの情報をよく使っていて、受講生が集中していないことを肌感覚で感じ取って集中力を上げるために歩き回ることもできます。
それに対して、オンラインのセミナーでは情報が限定されてしまいます。ちゃんと画面を見ているかもわかりませんし、ミュートにしていて実は音楽を聴いていたり、スマホでチャットをしていたりするかもしれません。講師もそれに気づくことは至難の業です。
そうやって、オンラインのセミナーでは参加度の幅が大きくなってしまうため、リアルのセミナーと同じ手法で伝わると思ってはいけないということでした。
リアルとオンラインは別モノ。オンラインならではのやり方を作っていきましょう。
セミナーに耐えるパワーは8割減
↑鬼大事なRULEの2つ目です。集中力を保って見ていきましょう!
この画像をご覧ください。どう思われますか?
人がいない、顔なし名前なし、よそ見している、表情が見えない。。。
そうです。自宅は誘惑がいっぱいなのです。皆さんもセミナーを聴きながらこっそり何かやっていたことありませんか?
ちなみに、眞榮城さんは足の角質ケアをやったことあるそうです!(僕はよくスマホでSNS見てます。。。)
とはいえ、誘惑をなくすことはできません。
そのことを否定せず、耐えやすいプログラムに変えていきましょう。
ポイントは次の6つです。
- メッセージは簡潔に1つ
…情報が多いと伝わらない!多くても2つくらい。 - 10分~15分でひと区切り
…ただでさえ集中力がきれやすいので短く区切ると良い! - 講義の後には参加型の仕掛けを
…zoomのブレイクアウトルームや投票機能を活用するとGood - チャットで上手に惹きつける
…質問を投げかけると講義とは別で盛り上がって集中力アップ! - 身体的な合言葉で双方向コミュ
…「了解!」「聞こえなーい」などポーズを決めておくと反応しやすい! - 手元に同じものがあると共同意識◎
…レジュメを事前配布して手元にあると視覚的情報が2倍になる!
そうやって工夫することで、自宅にいて幼稚園児レベルに気が散漫な人たちをつなぎとめることができます。小さい工夫でもしっかり意識していきましょう!
つかみでは「お作法」を
↑お笑い的にも、つかみはとっても重要ですよ!
ここからは少しテクニック的な部分になります。
つかみとは最初に受講生の気持ちをほぐして引きつけることです。そのためには「お作法」として伝えるべきことが3つあります。
参加の仕方
この会での参加の仕方をはじめにしっかりお伝えする事は大事です。初めての人は、その場のルールがわからないとドギマギしてしまいます。
- 「呼ばれたい名前を表示名に変更してください」
- 「チャットに感想や質問をコメントしてください」
など、何をしたら良いかを示すと良いとのことでした。
非常口の位置
通信などでトラブルがあった時、どこに言えばわからないと不安になります。そこで、非常時の対応方法、後日動画を提供できるかなどのセーフティネットを伝えておくと良いとのことでした。
会の雰囲気・アイスブレイク
初対面の方同士でやりとりするのは緊張するものです。表示名の名前を読んでみたり、クイズを出してみたりして、参加しやすい雰囲気を作ると良いとのことでした。
お作法があるとないとでは大きく安心感が違います。受講する側の気持ちになって伝えていきましょう。
きちんと明確な指示を出す
↑「いい感じ」ってどんな感じ、、?え、どんな感じ??
オンラインでは「雰囲気で」「いい感じで」というものはなかなか通じません。
リアルでは、周りの人や隣のグループを見ながらやることもできたのですが、オンラインではできませんので、どうやればいいか分からなくなるわけです。
そこで、明確な指示を出すことが重要です。
例)
❌ブレイクアウトルームに分けるので、そこで自己紹介と今までの内容をシェアしてください。
⭕️ブレイクアウトルームに分けるので、そこで、誕生日の早い順に、①自分の名前、②今日参加した理由、③今までの部分で自分の仕事に取り入れられそうなところを1人2分でシェアしてください。時間は全体で7分とります。
- 何をするのか
- どのくらいの時間するのか
- 順番はどうなのか
など、重要な部分をしっかりと伝えていきましょう。
準備8割、実施が2割
↑講座を受けていて、眞榮城さんが準備したことが伺えるので安心感がありますね。
ここでいう準備とは、講座の仕組みづくりのことです。
事前に準備しておくこととして主なものは次のとおりです。
- 参加に戸惑う人との連絡手段
- 質問などの、リアルタイムの発言手段と収集方法
- 配布資料や、録画の提供方法
- 配信動作確認
- お作法事項
音声設定や録画を忘れてしまうと、せっかくの良い講座が台無しになってしまいます。
準備に時間をかけてしっかりと整えていきましょう。
オンラインだからこそ「見た目の力」を使う
↑ちょっと気をつければ見た目はガラッと変わりますよ!
オンラインでセミナーをやる1番のメリットは、一人から一人にダイレクトで届くところです。
リアルだと前の席の受講生や雰囲気がどうしても気になってしまいますが、オンラインでは画面越しで直接伝わります。そのため、アピールしたいことをアピールしやすいのです。
だからこそ、「見た目の力」を意識する必要があります。
下の画像をご覧ください。どれが一番講師・進行役っぽく見えるでしょうか。
おそらく、ぱっと見で下の写真が講師・進行役だと思ったのではないでしょうか。
カメラに目線を合わせたり、画角を調整したり、時にはオリジナルのバーチャル背景を使ったりするだけで、印象はガラッと変わります。
「ここがポイントだよ」と伝えたいときは必ずカメラ目線にするようにしましょう。
また、オンラインでは一人から一人への距離が近いのを利用して、横向きになるのもおすすめとのことでした。
画像のように、横向きになって同じ目線になることですごく近しい関係に感じるそうです。
かなり近くにいて良いとのことでした。
ぜひ小さなことから意識していきましょう!
オンラインとオフライン(リアル)必ず両輪で!
↑サービス精神旺盛な眞榮城さん。セブンルールって言ってたのに8個目です。笑
ZOOM講座の最後は、なんと、リアルも大事だという内容でした。オンラインが普及することによって、リアルの価値が上がっていくとのことです。
なぜなら、オンラインはリアルをデジタル化したものではないからです。RULE2でもありましたが、オンラインコンテンツとオフラインコンテンツは全くの別物です。それぞれの良さがあります。
ですから、両輪で回していくことが重要です!
サロンやキャンプなどはその場に存在しないといけないために、コロナウイルスの影響を受けて、リアルは希少性が高くなっています。
ぜひオンラインとリアルの両輪を意識していきましょう!
まずは、やってみて!
以上、ゲスト講師の眞榮城さんによる特別講座「10倍使いこなそう!ZOOM攻略講座」でした。今までなんとなく使っていたZOOMが整理でき、身近になったのではないでしょうか。
とはいえ、頭でっかちになって行動をしないのでは、もともこもありません。
簡単に使えるZOOMだからこそ、やってみながら「講座で言っていたのはこういうことなんだ!」と感じていけたらと思います。僕も少しずつ実践していきます!!!
フォーフレンズの講義を見逃したあなたに!
https://selfmedia.club/for_friends/lecture-report/self-branding202005-6/
https://selfmedia.club/for_friends/lecture-report/portfolio202005-7/
https://selfmedia.club/for_friends/spicealevent-report/fashion/
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