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特別カメラ講座その8:セミナー&講座時の撮影方法/各種SNSのサイズとアートワーク

2017年9月20日

短期集中スマホカメラ講座もいよいよラストです。
今まで、様々なスマホカメラの撮影や加工等をお伝えして来ましたが、本当に大切な事があります。それは「写真の使い方」です。

写真の使い方の基本について


どんなに素晴らしい写真であっても、その使い方が分からなければ、ただの趣味でしかありません。
この記事を読んでいただいているのはセルフメディアのメンバーさんですから、ビジネスシーンで写真を使うことを前提に考えていると思います。
であれば、大切なのは、どう撮るか、よりもどう使うかです。メンバーさんの多くは自営業だったり、個人事業主だったりする事が多いのではないでしょうか?
ビジネスの形態として、セミナーやお茶会、勉強会などを開催することも多と思われます。その時に必要なのが写真です。

集客に結び付けるツールとしての写真


集客に結びつけるための写真だったり、単純に記念写真だったりするかもしれませんが、どちらにしても写真とは情報の共有の基本であり、感情の共有でもあったりします。
もし、集客に結びつけたいと思うのであれば写真の活用が必要不可欠です。これは福田先生からもお伝えがあったと思いますが、集合写真とセミナーや、勉強会中の風景写真が無いと本当に人が集まっているのか?心配になってしまうでしょう?
そして、集合写真は、どれだけ盛況かということを文章ではなく、ビジュアルで証明するためのものです。ここまで言えば、もうわかると思いますが、最低限必要なのは2枚の写真です。集合写真と講座最中の写真です。
そしてもし可能であればお客様の声を頂く時に個人の方の写真もあるとより信憑性が増すということはお分かりの通りです。
この場合の集合写真の撮り方は、日ノ丸orパターン構図で良いと思います。構図はプレーンに、皆が等しくわかる事が大切だと考えられます。
講座最中の写真は三分割構図でも良いですし、日ノ丸構図でも良いでしょう。
何より考えなければいけないことは、未来のお客様に安心してあなたの講座やセミナー、サービスを受けていただける環境にこの場はあるということをアピールすることです。
そのために使う写真が講座中の写真や、出席者さんたちと講師の集合写真なのです。

SNSのヘッダー写真はお店の看板ですから、お客様の事を考えて作りましょう


では、最後にお伝えするのは、SNSのヘッダーやプロフィールの写真です。
SNSは実店舗を持たないビジネスであれば、お店です。そしてSNSのヘッダー写真は看板なのです。お店の看板が、やっていることとちぐはぐだったり、お客様が不快に思うビジュアルだったらどうでしょうか?きっとそのお客様はあなたのお店に入ってくれません。
つまり、あなたのビジネスの興味があったとしても、看板が宜しくなければ最終的にお金を落としてくれる確率はかなり低くなるとお考えなければいけません。
だからと言って、別に高いお金を払ってデザインコンペを開けと言っているわけではありません。大切な事は、お客様が一目見てわかるビジュアルである必要性と、適正なサイズで作られている事です。
ですが、この適正というのが意外と落とし穴なんです。例えばフェイスブックのヘッダー写真ですが、pcとスマホに見えかたは違います。
そして、その両方に対応したビジュアルを作成する必要があります。
簡単に作ろうと思えば、福田先生からシェアがあったCanvaというアプリを使って作る事は可能です。
このアプリは使用する用途別のサイズが最初から作られている事が1番の特徴です。ここでは、わかりやすく各種SNS毎のヘッダー画像サイズをお伝えいたいます。

各種SNS毎のヘッダー写真のサイズについて


Facebookヘッダサイズ・・・コンピュータでは幅828ピクセルx高さ315ピクセル、スマートフォンでは幅640ピクセルx高さ360ピクセルの大きさでページに表示されます。

Twitterヘッダサイズ・・・1500ピクセル×500ピクセル(最大10MB)が推奨
YouTubeチャンネルのカバー画像の推奨サイズ・・・2560ピクセル× 1440ピクセル
ストアカヘッダーサイズ・・・推奨サイズ 800ピクセル×600ピクセル(1ファイル最大5MB)

そして、ヘッダー写真がお店の看板だとしたら、プロフィール写真は紛れもなくあなたの名刺です。
実際にリアルの場で名刺交換をしたら、その方のFacebookを検索する事が多いのですよね?その時に、ヘッダー写真と同じく、お客様が持つイメージとかけ離れたプロフィール写真だったら、やはり客様が離れてしまう事は想像に難しくありません。

ここで大切なことを。
プロフィール写真も、ヘッダー写真も、あなたが好きな写真を載せるのでは無く『あなたのお客様が望む写真』を載せるべきだと考えます。
つまり、自己満足では無く、お客様の立場に立ってどの様な人からサービスを提供されたいか?そのためには、どの様な写真が良いのか?
そこを一番に考えて写真を撮影して、セレクトして、ビジュアルを作りましょう。彼方軸で考えるのではなく、お客様軸で物事を考えてください。

最後にプロとしての心構えについて


プロとして30年以上、商業映像の中で生きている者として、常に心掛けていることを本当の最後にお伝えします。
僕の考えという前提でお聞きください。プロの仕事とは『何を納品するか』これに尽きます。
納品するためには加工・編集を施した物を納品します。加工・編集するためには撮影しなければならず、撮影するためには準備をしなくてはいけません。
お客様に納品するためには、打ち合わせや準備をしなければ納品する事ができないという事。
準備・撮影・編集加工は1/3づつの力配分で考えなければいけないという事。実に単純明快なのですが、長く撮影仕事をやっていると、準備をおろそかにするカメラマンが多いと思います。

準備していないものは撮影出来ない、、、という事を見落としているカメラマンがまあ、多い事多い事・・・
『納品するためには準備をおろそかにしてはいけない』これが、僕のプロとしての心掛けです。

最後のご挨拶をさせていただきます


全8回という短くも長いスマホカメラ短期集中連載のチャンスを頂けた福田先生に感謝しつつ、この連載を終わりたいと思います。
おつきあいありがとうございました。定例会などでお会いした時はお気軽にお声をおかけくださいませ。
追伸・スマホカメラの教室や、ヘッダー写真の作成教室をストアカで開催しています。オウンドメディア用の写真や動画も、#セルフメディアメンバー価格で承っております。
井上慎介

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