第2回selfmedia for friends講義「SNSを正しく活用!商品×集客×営業」-前編-
2020年6月13日
目次
#selfmediaフォーフレンズの第2回目の講義の今回のテーマは、「SNSを正しく活用!商品×集客×営業」の前編でした。
講師はもちろんこの方、#selfmedia代表の福田氏です!
↑福田氏の初めてのインスタライブは2年前、初代少年ちゃんと2代目少年ちゃんの顔合わせとのこと。
コロナによる経済ダメージが深刻な飲食や小売の関係者の事例を中心に、商品作り、集客のSNSとMEO(※)の使い方について詳しく話がありました。
※MEOとは、Google MAP向けの地図エンジンで最適化することです。Map Engine Optimizationの略。
ちなみに、シェア通貨(※)を採用しているこのフォーフレンズ、早速第1回でたまったシェア通貨を使った質問会も行われ、コメントも活発な講座となりました。
※シェア通貨とは、講義を受講後に、SNSで講座の感想を投稿してもらい、それを一つの通貨として#selfmedia for friendsで扱っているものです。シェアされた数によってゲストを呼んだり、講座を開催したりする「シェア通貨」という独自通貨システム。シェアの数を通貨の代わりにするって、すごく面白いと思います。
商品×集客×営業=売上
↑かけ算であることがポイント。どれかが良くても、他が悪ければ「0」になってしまう。
講座の最初にこの式が出てきました。
重要なのはこの式、かけ算になっているということです。
どんなに良い商品でも、集客が悪ければ売上は上がらない。SNSで頑張って集客しても、売り方が悪ければ買ってくれない。そのどれもが重要だということを強調していました。
プライドを捨てて、変化を受け入れる!
↑プライドは捨てて動かないと本当にヤバいですよ!と警鐘を鳴らす福田氏。
コロナによって、お客様の求めていることは変わってきています。
- お店に行って食べたいけれど、コロナウイルスが怖くて行くことができない。
- お店は応援したいけれど、何回も買い物に行くのは難しい。
これはコロナが明けても続き、外出がしづらくなることが予想されます。この変化を受け入れて、状況に合わせた売り方に変えて行かなければばならないと断言する福田氏。
現に、お弁当や冷凍食品などテイクアウトに切り替えることで、今までと売上が変わらない飲食店もあるそうです。
本質を保った状態で、需要に合わせるスタンスでいることが、コロナの状況を切り抜けられるということでした。
コロナに負けないための5つの商品
↑スマホもタブレットも使って視線を変えながら熱弁する福田氏。SNSジョッキーですね。
ここからは、マーケティングの視点から、具体的な商品の作り方についてです。
次の5つの多くを抑えるほどコロナに負けずに生き残っていけるということでした。
1、ストーリー性が高い商品
他店舗との競争になったときに価格勝負をしてしまうと、利益を削るしかなくなります。このフォーフレンズの目指すところである「選ばれるあなたになる」ことで、価格競争から脱出することができます。
その一歩目が、「ストーリー」です。
例えば、物販なら仕入れた理由や目的があります。飲食店ならメニューになるまでの試行錯誤などのストーリーがあります。
もしかしたら、その商品によって、お客様に変化があった、子供が喜んでくれた!というストーリーがあるかもしれません。
そのストーリーをSNSに投稿する癖をつけましょう。
そうする事で、金額を下げなくても売れるようになるということでした。
2、SNS映えする商品の準備
飲食店の方には、味で勝負しているのでSNS映えを狙うなんてやりたくない!というプライドがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、インスタグラムが出てきたことで、消費者が購入する理由として「体験できるか」が重要なポイントになっています。
例えば、お皿を載せると映えるランチョンマットにしたり、壁紙に矢印のイラストを描いてそこを撮影スポットにしたり、そうやってSNSを通じた体験提供をしていくことが重要です。
若い世代はお店を選ぶときに、そのお店のハッシュタグを付けた投稿が多いかが判断基準になっているそうで、プライドを捨ててお客様が投稿しやすい商品作りをしたほうがよいとのことでした。
3、ターゲットやエリアを強調したローカル商品
「限定」という言葉に弱い人は多いのではないでしょうか。
女性限定の料理やその地域にちなんだ商品など、対象を絞ることによって商品が目立ちます。特に旅行に来た人にとっては、その地域だからこその何かを買いたいですよね。
ぜひ、ターゲットやエリアを強調したローカルな商品を用意しましょう。
2、のSNS映えと組み合わせて、その地域限定の撮影スポットを用意しても良いとのことでした。
4、他の商品より高額な商品(VIP)
上の1、2、3を用意すると「あなたのお店から買いたい」というファンができます。
そのファンは、お金が安いからではなく、あなたのお店だから買いたいと思っています。
そうなると、顧客様を対象にした高額な商品を用意すると、応援の意味で買ってくれるようになります。
例えば、1日3食までの1万円のラーメンだったり、数量限定の50万円のサーフィンボードだったり、限定色を出した高額商品を出したらファンは買ってくれます。
そのために、選んでもらえる自分づくりが超重要とのことでした。
お客様を巻き込んで一緒にお店を作っていく「共存」「共創」の考え方でSNSをどんどこ発信していきましょう。
5、原価率が高いお得商品と極端に原価が低い商品(オプションセット戦略)
最後は、セット売り、オプションセット戦略の考え方です。
マクドナルドが良い例で、ハンバーガーとポテトと飲み物をセットで販売していますよね。ハンバーガーは原価率が高くてお得商品なのですが、ポテトと飲み物は原価率が極端に低くなっています。
そうすると、セットでお得になっているように見えても、実は原価率がハンバーガー単品で買うよりも安くなるという売り方です。
そんなずるいことはしない!のではなく、お客様の気持ちを考えながら商品を作っていきましょう。
集客の入り口!SNSを使いこなす4つのコツ
↑500名をも超えるライブで緊張して手が震えると言っていた福田氏。でも、愛のある熱弁は止まりませんでした。
ここからは、「商品×集客×営業=売上」の集客の話になります。
まずはSNS!キーワードは、「共創」と「居場所」です。
日時を決めてのライブ配信番組
ライブ配信は、フォロワーのみなさんと短い時間で何度もやりとりできます。日時を決めて、ライブ配信でどんどん相談していきましょう。
例えば、
- 飲食の方なら「新しいメニューを作るんだけどどんなものを食べたいと思いますか?」
- 小売の方なら「ABCのどれを仕入れたら買いたくなりますか?」
とフォロワーさんに、相談するといったことです。
フォロワーさんがくれた意見を通すと、意見をくれた人は「私も一緒にお店作りできて嬉しい」とさらにファンになり、その商品を買ってくれます。物がいいから、安いから売れるのではありません。
お客様と一緒に楽しくこれからのお店作りをしていきましょう。
オリジナルハッシュタグキャンペーン
お客様に投稿してもらうことは、広告費をかけない拡散方法です。
そこで、投稿してもらうためにオリジナルハッシュタグキャンペーンをすると良い!とのこと。
例えば、SNSで「#ふたつぶ大好き」のハッシュタグを付けた投稿をしていただけたら、コーヒー1杯サービスします。コンサルのサービスをします。など。
無形の商品を扱っている人と比べ、店舗はお客様が協力してくれる関係性を作りやすいです。投稿してもらうために、プラスアルファのサービスを作りましょう。
お客様のタグ付けストーリーズを投稿
こちらは、インスタグラムのマル秘テクニックです。
来店してくれたお客様のインスタグラムを聞いて、そのタグ@をつけてお店のアカウントからストーリーズで発信しましょう。
直接DMをするとお客様もびっくりしてしまいますが、ストーリーズでのやりとりは、問題なく受け止めることができます。
例えば、「@ちゃん今日来てくれてありがとう」、「この新商品、@さんは好きだと思うよ」とタグ@をつけてストーリーズで投稿します。
そうしてストーリーズを使って返信してくれたら、DMのやりとりを一回したのと同じなので、SNS上で距離がグッと近くなります。そうやって距離が近づくことで、お店の投稿を見てもらいやすかったり、ライブ配信を見てくれたりするとのことでした。
とにかく投稿頻度を増やす(特に動画で)
自粛期間中みんなSNSを見ています。Facebookを見て、YouTubeを見て、インスタグラムを見て、またFacebookを見て、とSNSを回遊しています。ですので、どんどん投稿してきましょう。
特に動画での投稿がおすすめとのことで、動画で投稿すると、見ている人に伝わる情報量も多く、感情が伝えやすくなるのです。
大事なのは、SNSを自分の居場所にすることです。
そして、困ったことがあればフォロワーさんに相談することです。そうすれば、お客様としてお店に足を運んでくれやすくなるとのことでした。
効果が出る!絶対やろう!MEO
↑難しそうな言葉だからって諦めないで!私たちには福田氏がついているから!
MEO(Map Engine Optimization)とは、Google MAP向けの地図エンジンで最適化することです。
MEOは、お店を持っている事業主にとって最強の方法です。
例えば、MEOを最適化すると、「福岡 カフェ」とGoogle MAPで検索したときに、上位表示されやすくなります。
食べログやぐるなびは、もうほとんどの人が見ていません。SNSで興味づけをしてGoogle MAPで決定させる!という流れになっています。だからこそ、Google MAPで検索されやすいようにすることが集客に効果的なのです。
ここだけ抑えよう!MEOの4つのポイント
↑講座の佳境に入ってなおヒートアップする福田氏!ライブでの眩しさが写真にならないのは何故?w
写真を定期投稿(スマホでOK!360度も!)
Googleマイビジネスで写真を投稿すると、Google MAP上でその写真が掲載されるのですが、その写真投稿の頻度をあげるだけで上位表示されるようになります。
SNSに投稿している写真と同じでも結構です。
特にお店に行きたい人が気になっている
- 外観
- 内装
- メニュー
- 商品
の投稿は必ずしましょう。
SEO対策
Google MAPに公式ホームページのURLを登録し、ホームページを定期的に更新していきましょう。
そうする事で、Google MAPで上位表示されるようになるだけでなく、そのホームページが検索で上位されるようになります。Googleマイビジネスにあるホームページ作成サービスを使うとさらにSEO対策になります。
Googleマイビジネスは、店舗を持っている全ての方が活用できます。サロンも美容院も全部対象で、住所を持っている会社もGoogleマイビジネスに登録することで自社のURLが上位表示されるようになり、例えば、「マーケティング 横浜」で検索したときに上位表示されるようになるとのことです。
絶対徹底!口コミの数・評価
お店に来てくれたお客様には、口コミを書いてもらうようにお願いしましょう。リアルでお願いしたらよっぽどじゃない限り、星3〜5の評価をしてくれるはずです。
MEOでは、評価をしてくれた人の多さで上位表示されます。口コミを書いてくれた方には次回来店時プレゼント、といったキャンペーンをすることも口コミを増やすコツです。
ユーザーとのコミュニケーションを取る
コメントの返信は徹底しましょう。
なかには低評価を書く人がいますが、それは真摯に受け止めて回答しましょう。品の悪い口コミにやられてしまうのではなく、真心をこめて「その節は失礼しました。ご指摘の点ができているかどうか、見に来てくださいますか」などと返すと、高評価に変わる可能性があります。
住所を持っている事業主の方は、全員MEOをやったほうがいいとのことでした。
集客の流れは、「SNS→MEO」
↑入り口はSNS!どっちかじゃなくてどっちも!とのことでした。
集客の2ポイントは、「SNSとMEO」
重要なことは、ユーザーは「SNS→MEO」の流れで検索しているということです。
自粛期間中に多くの方がおうち時間を過ごしているので、SNSを入り口として興味を持ち、そこからMEOで行くかどうかを決定しています。
MEOの登録代行会社もあるくらい、Google MAPを充実することは集客に確実に繋がります。そして、その入り口であるSNSも一緒に頑張ることが重要です。
ぜひ積極的にSNSとMEOの両方を活用していきましょう。
そのこだわりを、上手に伝えよう!
以上が#selfmedia for friends第2回講座「SNSを正しく活用!商品×集客×営業」-前編-のレポートです。
「共創」の商品づくり、居場所としてのSNS、MEOと盛り沢山の講座でしたが、いかがでしたでしょうか。
ちなみに僕はこの講座を受けて、改めて店舗の方々は自分の商売に誇りを持っていてかっこいいなと思いました。でも、その「見せ方」「伝え方」によって結果が変わるんだろうなとも思いました。
こだわった商品やメニューなのですから、SNSやMEOを活用しながら、もっと多くの人に愛されるようにしていきましょう!
無料で講座を受けられる!オープンカレッジ #selfmedia for friends 入会は簡単!
まずはこちらの動画をご覧ください
- #selfmedia for friendsとは?
- 講座専用のオリジナルノートを用意しよう!
- 講義はfacebookグループにて開催(インスタライブは前半部分のみ)
- 入会する場合はインスタグラムのメンションをつける(詳しくは下記動画)
入会方法(インスタグラムのメンションの付け方)
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https://selfmedia.club/for_friends/lecture-report/fun-community202004-1/
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