産む前も産んでからも。ママの心と体をずっとサポートするための「2つの顔」
2020年5月13日
目次
「助産師」が「整体」も?多忙な中で2つの活動をする理由
ーー:現在のご活動を教えてください。
下川りん氏(以下、下川氏):助産師で働く傍ら、妊娠中、産後のママたちへ骨盤矯正や整体、ボディケアをしています。名古屋で開業し10年くらいやっていましたが、昨年の夏、東京に引っ越してきました。
ーー:整体を始められたきっかけはありますか?
下川氏:陣痛の時に腰をさすったり、肩こりママが多いので母乳指導でマッサージをしている時、もっとケアができたらなって思っていました。
その頃、整体の師匠とのご縁をいただき、仕事を辞めたタイミングで教えてもらうことになったんです。
ーー:現在、整体師と助産師2つの活動をされているのはなぜですか?
下川氏:整体の勉強をしているとき、以前お世話になった師長さんのお誘いでまた助産師をはじめました。整体師になった後も助産師は人手が足りないので、2,3か所で手伝ってというのを続けていました。
今は東京と名古屋で整体をしつつ病院勤務をメインにしています。
東京のママたちの
- 出産状況
- 何で困っているのか
- 名古屋とは何が違うか
を知りたくて、まずはお産に関わることをしようとやっています。
2つの活動を両立させる原動力とは?

ーー:体力面だけでも大変そうですが、続けられる原動力は何ですか?
下川氏:やりたいことをしているので辞めたいと思ったことがないんです。
そして助産師は『誕生の場』に立ち会えるのがなにより有難く、離れるのは寂しいというのがあります。
また、退院しちゃうと会えない病院とは違い、整体は長い目で関わることができます。
妊婦さんがママになっていく姿や、おなかにいた子が小学生になったり、楽しみがたくさんあって「幼稚園でこんなことやった」とか聞くのも嬉しくて、親戚のおばちゃんみたいです。
そういった喜びや楽しみが糧になっているのかもしれないですね。
――:一人ひとり丁寧に関わっていらっしゃるんですね。
下川氏:嬉しかったのが、整体に通っていた妊婦さんの不安に答えていたら「これってプライベートの母親教室ですね」と言ってくれたんです。
また整体に通っているママたちに「何かあった時に、何でも聞ける助産師さんがいることがすごく安心」と言われたのも嬉しかったです。
長く関われるとその時々の悩みや不安も知っているし、頼れる存在になれるのかなと思います。一人一人のママさんの成長や子どもの成長を見ることができるのも私の喜びの一つです。
『お抱え助産師さん』的な立場が私の目指すところです。
――:自分を知ってくれている助産師さんが身近にいると心強いですね!
下川氏:産むときだけ会ってその後を知らなくても、ママの心のサポートができたら嬉しいです。「大変な出産だったけどあなたが生まれてくれてよかった」と想えるとその後の育児の支えにもなっていくんです。
「活動を広げるためのSNS活用法」を相談したい!

――:#selfmediaへの入会のきっかけは何ですか?
下川氏:東京に行くので活動を広めたくてSNSの活用法を知りたいなと思いました。そんな時、たまたま誘われた「愛されインフルエンサー」の講座に参加したんです。
そこでみなさんのファンになりFacebookでつながってもらいました!
福田さん(代表、福田)から「#selfmediaがリニューアルします!」と案内をいただき、関われたら面白いかな、というのがきっかけです。
――:入会の決め手は何でしたか?
下川氏:メディアやSNSなどさっぱりわからなかったので、相談者を求めて入会しました。
――:入会される前と後で変わったことはありますか?
下川氏:SNSのポイントや、自分では気づけなかったアドバイスをもらえ、今まで趣味の話ばかりだったのが「こういうことをやっています」とアピールしつつの投稿に変わってきたかなって思います。
それと福田さんに「ビジネスマンとつながれるFacebookは絶対やるべき!」と言われInstagramを始めてから疎かにしていたFacebookを気にするようになりました。
そうしたらご縁をいただき、コロナで中止になってしまった『母親教室』をオンラインでやることになったんです。
Facebookには意識の向上やビジネスの展開のきっかけがあるのかもと感じています。
――:活動の幅も広がってるのですね!
下川氏:#selfmediaに関わって活動が広がっていて、『妊婦さんをサポートするためのオンライン教室』をストアカで開催することにもなりました!絶対やる事はないであろうと思っていたYouTube配信もスタートしました!
――:開催おめでとうございます!コロナ禍である今は特に、妊婦さんのいるご家族にとって、りんさんの教室や存在が心強いですよね。
下川氏:なのでお悩み相談室のような、それぞれの解決を目指すような教室にしています。
「落ち込みやすかった」私が「切り替え上手」になれたワケ

――:これまでの活動で困難だったことは何ですか?
下川氏:お産には、死産の赤ちゃんでどう言葉をかけていいかわからないような悲しいこともあります。それは本当に辛いです。
マタニティーブルーになってしまうママも多く、関わりや接し方でどうフォローしていくのがいいのかなというのは常に考えています。
――:夜勤は大変ではないですか?
下川氏:助産院では突然呼び出されたり、寝てても起こされたり…。私自身そういうメリハリが好きだし、夜勤も20年くらいやっているので、いつの間にか順応しているのもあると思います。
最近、久しぶりにお産をとるようになって、ペースがつかめなかったりで反省しつつ落ち込みそうになります。そんな時は旅行でリフレッシュしていたのですが…。
――:外出自粛で難しいですね…。
下川氏:今はYouTubeで動画を作ってリフレッシュしています。切り替え上手を心がけてきたことが、困難を乗り越えたひとつかもしれないですね。
――:切り替え上手はもとからですか?
下川氏:もとは落ち込みやすかったのですが「落ちてる時間がもったいない!」と支えてくれる方が多かったので、段々かわってきたのかな…。
パソコン作業がとにかく苦手!それでも挑戦します。

――:今後チャレンジしたいことがあれば教えてください。
下川氏:YouTubeで情報の発信や、Instagramをもっとしっかり、ブログも連携してやりたいです。
またFacebookは活動の広がりや、社会に貢献できるようなものに役立たせていけたらと思います。
――:色々なSNSにチャレンジされているのですね!
下川氏:SNSやパソコンでの作業がとにかく苦手なので「あぁっ!夜勤の方が楽!」ってなってます。(笑)
でも福田さんがどんどん発信しているのを見ると自分もトライしなきゃって思いますね。
そんな福田さんから「SNSでライブをやったら」との課題があるんです。苦手な作業にプラスして、生でしゃべるという大きなチャレンジがあるかもしれない…(笑)
#selfmediaの強みはチームでの親切なフォロー

――:#selfmediaに興味がある方へメッセージをお願いします。
下川氏:高いお金を出したコンサルでもフォローがなかったという話も聞きますが#selfmediaは間違いなく親切に教えくれます!
例えば、個別相談でアイキャッチの作り方を聞いたら、おたつさん(#selfmedia 伊藤)は丁寧に説明してくれ、少年ちゃん(#selfmedia 松井)は説明を動画にして送ってくれたりと、わかるように教えてくれました。
普段の仕事でも「マニュアルを見て」とか、「ネットで調べて」と言われても文章で見るだけだと全く理解できない私なのでとても助かっています。それぞれ得意分野を活かし、チームでフォローをしていただけるのが#selfmediaの強みなのでぜひ頼ったらいいと思います。
また、参加しているみなさんもいい方々で楽しくご縁がつながっていくし、医療の世界ではないお友達も増えました。ひとりで悩んでたことも一緒にがんばれるってスタンスになれ、いいですよ!
コロナで不安になっている妊婦さんへ

――:コロナの状況下で不安な妊婦さんに伝えたいことはありますか?
下川氏:妊婦さんは妊娠前よりメンタルに響きやすいので、情報は必要最低限にし、おなかの赤ちゃんに集中してほしいです。
赤ちゃんは一緒に支えてくれていて、自分に意識を向けてってサインを出しています。
また相談の場を活用したり、SNSを見るにも助産師や先生などプロの言葉、ポジティブなものに目を向けて過ごしていただけたらと思います。
ポジティブでいるのがいちばんの胎教ですし、安産にもつながります。不安が強いとおなかが張ったり、切迫早産になりやすかったりするのでメンタルはすごく大事なんです。
赤ちゃんが元気に生まれて抱っこしている出産のイメージトレーニングをするのがいいかもですね。イメージトレーニングは安産を引き寄せますよ!
面会ができなくなってしまっても「赤ちゃんとゆったり過ごせる時間」「からだを休ませる時間」と切り替えてもらえるといいなと思います。
ママがのほほんとしていると赤ちゃんも良く眠るしニコニコするので、ママの笑顔が大切です!
編集後記
助産師を勤めながらサロンを運営されるのは、どんなに多忙なことでしょう。しかし、りんさんの口から忙しいと言う言葉はなく、ただただ、出産に関わる「人」、ご縁のある「人」への優しい想いがあったのが印象的でした。コロナ禍で不安を抱える多くの妊婦さんに、りんさんの言葉が届き、笑顔で出産、子育てに望める人が増えますように願わずにはいられません。
プロフィール

下川りん(シモカワ リン)さん
安産クリエイター
助産師となり、様々な不調に悩まされる多くの妊婦に出会う。なんとか楽にしてあげることはできないかと整体の勉強を始め、癒し空間Sophiaをオープン。
これまでに30,000人以上の妊娠〜出産、育児の最中にある女性を施術。
2019年に拠点を名古屋から東京へ移す。 現在は出張施術を実施中(港区近辺で対応可)で、麻布十番にあるサロンは、外出自粛規制解除後にオープン予定。並行して助産師としても活動中。
YouTube
【妊娠・出産・子育て】チャンネル 安産クリエイターRin
Instagram
https://www.instagram.com/shimokawa.rin/?hl=ja
▽▽これまでのインタビュー記事はこちらです▽▽
https://selfmedia.club/interview/dakekiyomi/
https://selfmedia.club/interview/sakata-masaomi/
https://selfmedia.club/interview/sugihara-kojiro/
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