【初心者向け】SEO対策とは?基本をわかりやすく解説
2020年4月16日
目次
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、つまり検索エンジン最適化のことです。
よくSEO対策という言葉を聞きますが、本質的には何が重要なのでしょうか?
ここでは、SEOの意味・目的、検索エンジン(Google)の仕組み、SEO対策で最も重要なことを初心者の方でもわかるように、解説します。
SEOとは?
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、つまり検索エンジン最適化のことです。
今では、スマートフォンを使用して、ネット上で検索してから商品やサービスを購入するという流れが当たり前になりました。消費者がそのような検索行動を行なった際に、いくつもの検索結果が表示されます。
この検索結果の上部にあればあるほど、検索者の目につきやすい傾向がわかっており、上部に表示するためにWebサイトに様々な対策を施していくのがSEO対策です。
SEO対策の目的
そもそも、なぜSEO対策をする必要があるのか。先ほども少し書きましたが、改めてまとめましょう。
- 検索結果の上位に表示して、自社のサービスや製品を知ってもらうため。
- Webサイトへの流入を増やすため。
- 広告に予算をかけることなく、Webサイトのアクセスを増やすため。
- 幅広い検索キーワードで自社のWebサイトを検索者に見つけてもらうため。
上記の理由に共通しているのは、より多くの方へ自社の商品やサービスを広げるためという点が挙げられます。そして、認知度が広まれば広まるほど、最終的なビジネスゴールに繋がる数も多くなります。
つまり、SEO対策をするのは、ビジネスの成功を目指しているからです。
SEO対策は大きく分けて3つ
SEO対策は大きく分けると3つの対策に分けられます。
内部対策
WebサイトのHTMLタグを正しく記述する、リンク構造をわかりやすくする、URLを検索エンジンに正しく伝える、ページの表示速度を速くするなど、Webサイト内部に手を加えて、内部の要素を改善する対策です。
外部対策
主に外部リンクを獲得して、外部からのWebサイトへの評価を上げるための対策です。
コンテンツ対策
SEO対策で最も重要な対策(Googleがユーザーにとって良質なコンテンツを作ることを口すっぱく明言しています)です。Webサイトの内容の補充をしたり、情報の伝え方に工夫を凝らして、検索ユーザーにとってより有益なものにしていく対策。
SEO対策は主にこの3つの観点から対策を施していきます。
SEO対策はGoogleの検索エンジンに対して行う
日本の主要な検索サービスは、YahooとGoogleです。この2社だけで、検索サービスシェアの9割を占めています。
しかし、Yahooの検索エンジン(※)は、実はGoogleのものを使用しているのです。結果として日本国内でSEO対策をするのであれば、Googleの検索エンジンに対して対策を行えば事が足りるというわけです。
※検索エンジンとは…インターネット上の情報を検索するシステムのことです。
クローラーとインデックスについて
SEO対策を勉強し始めると必ず出てくる、クローラーとインデックスという用語についても確認しておきましょう。
クローラーとは
Web上に存在する、あらゆるファイルを収集するための検索ロボットのことです。
インデックスとは
自社で管理しているWebサイトやWebページが、Googleなどの検索エンジンのクローラーによって発見され、検索データベースに格納されることです。インデックスされることで、検索結果にWebページが表示されるようになります。
以上のように、検索結果に製作したWebページが表示されるには、クローラーに対象のWebページを発見してもらい、そしてGoogleなどの検索エンジンのデータベースにインデックスされる必要があります。
Googleアルゴリズムについて
Googleアルゴリズムとは、Googleで検索した際に、その検索結果にどのページを上位に表示するかランキング決めする仕組みのことです。
余談ですが、このGoogleアルゴリズムは毎日のように改善され、年数回大きなアップデータも行われます。その大きなアップデートの内容によっては、それまで上位表示されていたWebサイトが突然順位が大きく下がったり、反対に大きく上がったりするケースが頻発します。
そのため、一時的にTwitterが賑わうという現象も・・・。
検索結果で上位表示されるためには、このGoogleアルゴリズムの数百にも及ぶと言われている項目で、総合的に評価される必要があります。Googleは、何年もの間、製作サイド向けのガイドで、検索者意図を汲み取った内容のページを製作するようにとアドバイスを記載しています。
これは、Googleにとって、検索者は最も大事なお客様で、検索結果がユーザーにとって有益なものでなくなれば、検索エンジンの価値はなくなってしまうためです。
そのため、製作者サイドへ、検索者のニーズや検索意図に沿ったWebページを製作するようにと、口酸っぱくアドバイスしているわけです。
SEO対策で一番重要なこととは?
SEO対策で大切なことは大きく3つあります。
まず1つ目は、良質なコンテンツを作ることです。これについては、当記事でも何度か書いています。SEO対策というと、ついついテクニック論になってしまいますが、根本的なことをいうと、検索者あっての検索結果、SEO対策です。
もし、検索者の意図を無視したコンテンツを作り続けているようであれば、それは存在する意味のないものを生産し続けていることになります。
そして2つ目が、ユーザーにとってわかりやすいサイト設計をすることです。せっかく、良質なコンテンツがあっても、そのコンテンツを格納するWebサイト自体が使いづらいリンク構造になっていたら、意味を成しません。
わかりやすく、探している情報を見つけやすいサイト設計をする必要があります。
そして、3つ目がGoogleに上記2つのことを対策していると、正しく伝えることです。
良質なコンテンツを用意し、ユーザーにとってわかりやすく便利なサイトを作っても、検索結果の管理者であるGoogleが認知していないのあれば、やはりそれも意味を成しません。ただでさえ、情報が溢れているこの時代に、誰の目にも止まることなく、その情報は埋もれていってしまいます。
1つのページには1つのキーワードしか設定しない、見出しで概要が掴めるようにするなど、あらゆる方法を用いて、Googleに「有益なコンテンツがここにありますよ」というメッセージを届けます。
そのメッセージをGoogleが受け取り、あなたのWebサイトを認識して、必要としている検索者のもとへ届けてくれる、というような流れになります。
まとめ
以上、SEO対策について、初心者の方でも概要が掴めるようにまとめてきました。
SEOという言葉は、世間一般にも広く知れ渡り、みなさんなんとなく知っているとは思います。しかし、専門的な用語や概念となると、いまいちよくわからないという方もよく見かけます。
一旦、整理することで理解がグッと進むので、この機会に頭のなかのSEO情報を整理してみることをおすすめします。
そして、忘れてはいけないのが、SEOは検索者ありきだという点です。この点を常に忘れないでいれば、Googleが狙いとする評価の観点から大きく外れることはないです。
一にも二にも、検索者の意図!これが最重要です。
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